パパ３さんとモバ友になろう！
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい！
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- 2012/10/17 20:52
- ビューティ・トワレ
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夕方からウォシュレット2台を持って行けと言われた。お客さんが自分で取り換えはるから、レクチャーしてやれと言う。
なんでやねん。俺1人やったらすぐ終わるのに、素人さんに工事させるんか面倒くさぁぁぁ
現場に着いてみると、結構な築年数やのに綺麗に手入れされている。トイレなどピカピカに掃除されて、古い便座を外してくれている。
「無理を言って申し訳ありません。どうか、宜しくお願いします。」
丁寧に迎えてくれた老夫婦に、丁寧で応えなければ男がすたる。ゆっくりと、繰り返し要点と順序を説明していく。
工事そのものは技術など必要ない。ただネジの共回りや、締め付け過ぎで便器タンク内をイワしたり…等々。
「何かあれば自分が対応します。ゆっくりやれば大丈夫ですよ。」
…結局は2台とも俺が交換した。分岐水栓のあたりから、無理やと判断させてしまったのかも知れない。
「工賃を浮かせられるかもと思ったのですが、はるかに手間をかけさせてしまった。すみませんでした。」
俺が行動を起こすのに、迷いなど有るはずも無い。老夫婦の言葉ひとつに、人として大切な礼を教わった。もう廃棄する予定の、古い便座まで磨いておいてくれた。
それを社長に電話する。「工賃ちょっとマケたって。」
ウォシュレット2台と工賃1台分、44000円。すごく喜んでもらえた。知り合いや近所に、ウチの会社の仕事ぶりを宣伝してくれると言う。
疲れが癒された。
これほどに気持ちを貰えた仕事はない。
こちらこそ、ありがとうございました！
