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- 2012/7/27 10:52
- オスプレイについて②
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- ●オートローテーションについて
よくマスコミで
「オスプレイは通常のヘリと違いオートローテーションが出来ないから危険だ」
なんてことを聞きます。
オートローテーションとは、万が一ヘリがエンジン停止に陥った場合の緊急の操作として、ヘリが前方へ進む力をプロペラを回す力に変換することです。
こうすることによって降下速度を下げ、軟着陸する訳なのですが、オートローテーションをするには幾つかの条件があります。
それは、高度と速度が十分に確保されていること。
オートローテーションに入るまでは少なからず時間を要します。当然、エンジンは止まっているわけですからその間機体は降下し続けます。
また、十分な速度が無いとプロペラを回すことは出来ません。
なので通常のヘリでもオートローテーションがあるからと言って絶対安全では無いのです。(ヘリでの事故は離着陸時が多いため、オートローテーション出来ないことが多い)
では、オスプレイはどうなのか。
まずオスプレイはヘリと固定翼機の特徴を併せ持った機体です。
高速で移動したいときは固定翼モード、ホバリングをしたいときはヘリモード、状況によって使い分けるわけです。
もし、エンジンが止まってしまったら…
高速で移動しているときは固定翼モード。つまり飛行機と同じようにして飛んでいます。オートローテーションは「ヘリ」状態でないと行えないので、当然出来ません。(ある程度滑空する事は出来る)
では、ヘリモードの時にエンジンが止まってしまったらどうなるか。
先も述べた通り、ヘリモードはホバリングや離着陸時に使用されます。
今度は速度が足りないため出来ないのです。
よってオスプレイはオートローテーションが出来ない、というより出来る状況が無いのです。
ちなみに、オスプレイにはエンジンが二機搭載されており、1つが駄目になったとしてもシャフトで繋ぐことで両方のプロペラを回すことができます。
2つとも駄目になってしまった場合、エンジンの角度(プロペラの位置)も変えることができなくなるため、エンジン停止→ヘリモードに→オートローテーション
といったことは出来ません。
③へ続く
- ●オートローテーションについて