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    • 2015/3/20 22:44
    • わたしだけがたのしい駄文後編
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    • 自分より幾分か年上だろうか、育ての親とその知り合いを足して割ったような明るさの髪をしたその人の姿には、どうしても見覚えがなかった。

      (待、待って待って待って、ナニコレ、ダレコレ!?)

      あわあわと、鏡に手をついて錯乱する思考を必死に纏める。しかし、突然の出来事にどうしていいかさっぱり思い浮かばない。
      その時、何やら部屋の外でばたばたと走る音が聞こえたかと思えば──部屋のドアが、勢いよく開けられた。

      「どうしたの!?何かあったの!?」

      部屋の中へ飛び込んで来たのは、これまた見知らぬ幼い少女。あまりに血相を変えてやって来たものだから、思わず大袈裟に肩を揺らしてしまった。
      しかし、相手も大層驚いたらしく──目を丸くし、ぽかんと大口を開けてこちらを凝視していた。一体何に驚いたのかは、全く判らなかったけれど。

      「……いやホント、大丈夫…?わるい夢でも見たの、ミスト…?」

      恐る恐ると言った体で紡がれる言葉に、何も答えられずにうろうろと視線をさ迷わせた。何せ、“これ”が現実か夢かなんて判らないのだ。答えようがない。
      何かを言おうとして、何も言えなくて、口を開閉させるしかなく。

      意味の判らない状況に、チェルシーはひどく泣きたくなった。

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