Ч.♂・Рさんとモバ友になろう!
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- 2011/6/16 23:46
- 羅針盤
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- 屋上に置いてきた
「僕にはもういらない」と
風に飛ばされないように
手すりに結び付けてきた
手放したはずの居場所は
まだどこかにしっかりとあるみたい
腰に束ねておこう
あの頃の芽吹いた気持ち
僕だけの変わった優しさは
変わらずに今もあるよ
必要もないはずなんだけど
まだそこに君がいるのなら
羅針盤を片手に
君という名の機微を探しに
上手く笑うことができない
それでも
どうせなくなっていると分かってるのに
手探りで探そうとする
窓ガラスごしのどしゃ降り
指先で送る合図にも
今は全く気付けていない
上手く笑えないや
屋上に戻ってきた
やっぱり僕だけのものに
見当たらないよ 居場所が
飛ばされてしまったのか
少しだけ泣きそうなんだけど
呟く目はまだまだ大丈夫そうだ
また腰に束ねておこう
解けない程度に
言いかけてやめた小さな言葉
向こう側の君以外は
わからないと思うけど
まだそこに君がいるのなら
羅針盤の落書きが
指す場所は 胸の奥に
上手く笑うことができない
ただただ
どんな理由だって君のためだって
必死で覚えようとする
羅針盤を片手に
君という名の機微を探しに
上手く笑うことができた
それでも
どうせなくなってしまうのは分かったよ
でも手探りで探そうとする
それでも諦めず手探りで探そうとする
- 屋上に置いてきた