弱者さんとモバ友になろう！
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- 2011/4/1 4:21
- これが人間というもの
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…長いが話させてくれ。
つい１週間ほど前に
祖父が病で息を引きとったんだ…。
祖父の葬儀は
実家で粛々と行われた…。
葬儀の後、
私達親戚一同はすぐに
遺産の相続について
話し合いを始めた。
―――まったくどいつもこいつも
祖父の死より財産が重要らしい…。
祖父の残した財産は
ここでは書けないが
そりゃあとてつもない額だ。
…そこで問題が浮上してきたんだ。
相続権…かはよくわからないが
祖父は遺産の相続に関しての
詳細な書類等を遺していなかったそうだ。見つからなかったのかもしれないが。
兎に角だ。
祖母も既に他界し、
生憎、祖父は
業者などに遺産のことを
任せていたわけではないらしく、
遺書がないかぎり、
相続権は…
血筋？かなにかでよく知らないんだが
かなり片寄ることになるらしい。
―――だが、やはりといっていいか
財産の相続が少ないものたちは欲が出た。
自分の取り分を増やすために行動を
起こし始めたんだ…。…私の両親もな。
端的に書くと、
祖父は遺書を遺しているだろうから
まず遺書がないかを確かめるために
祖父の住んでいた実家を
探し…いや荒らし始めたんだ。
―――酷い有り様だった。
あらゆるものがひっくり返され、
葬儀の後というのに
ひどくものが散乱していて
最悪の光景だった…。
そんな胸くそ悪い日が続いたある日、
そしてなんと遺書が見つかった。
親戚やもちろん
私の両親も仕事を休んで
実家にすっ飛んでいった。
遺書の内容については
割愛させていただくが、
私はこれによって人間の醜さを
嫌というほど見せつけられたよ…。
あー、なにが言いたかったのやら…。
…兎に角だ。
これだけはいっておきたい。
今日は４月１日。
エイプリルフールだってことを。
