ねこりーさんとモバ友になろう!
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- 2024/12/14 7:39
- 自己実現という病
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- 人生における意味は、小説家になることにあるとおもっていた。金銭的な欲求や名誉欲もなく、自分自身の生きた証を何らか形として残して死にたい、とおもっていた。「詩人になりたい。でなければ、何にもなりたくない」と語った、あのヘルマンヘッセのように。でも僕自身のそれは、外的な評価にとらわれた、自己陶酔、錯覚にすぎないのでは、とも感じる。
太宰治は幸福な人であったか。当時流行りの小説家で、文壇の評価も得ていたが(芥川賞は取れなかったが)、心中未遂を繰り返し、最後も心中で死んだ。太宰自身の心のうちは知りようもないが、世間の評価はえていても、寂しくつらい人生だったのではないか。
太宰を引き合いに、決してほそぼそとした人間的幸福を得て生きることを是としたいのではない。自分自身と折り合いをつけること、その形がどのように表出するか、だけが人生のありようなのでは、と感じただけだ。
自分自身をどこまで理解してあげられるか。そしてその内なる欲求にどこまで応えられた人生であったか。その終着点を僕はこれからも、ひたすらに目指し続けて書いていくだろう、と思う。
人間に、言語があってよかった。言語とこれからも格闘していく。
- 人生における意味は、小説家になることにあるとおもっていた。金銭的な欲求や名誉欲もなく、自分自身の生きた証を何らか形として残して死にたい、とおもっていた。「詩人になりたい。でなければ、何にもなりたくない」と語った、あのヘルマンヘッセのように。でも僕自身のそれは、外的な評価にとらわれた、自己陶酔、錯覚にすぎないのでは、とも感じる。