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- 2014/4/7 23:47
- 熱く語る【営業への道】
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『オール電化は奥様が決め、
太陽光はご主人が決める』
この業界でのセオリーらしい。
オール電化を勧めるのであれば、ご主人に話しても意味がない。
逆に、太陽光を勧めるならば、奥様では無く、最終的にご主人に納得して貰わなければ、商談すら出来ないと言う事ですね。
一般的に平日に訪問しても、家に居るのは奥様な訳ですから。
次回、ご主人に訪問しても良いか？
それを承諾して貰うことが重要なんです。
と言うか、それが仕事。
奥様に会い、ご主人に会う約束を取り付ける事を、業界用語で『シミュレーション』と言います。
略して『シミュ』。
家族の人数、光熱費、太陽光に対する考えや、ご主人に会える日時。
奥様とのお話の中から、こう言った情報を聞き出し、メモを取ります。
オールバック部長が突然聞いてきます。
「昨日取ったシミュ、どんな内容やった？」
え～っと……。(´Д｀)
メモをめくって、オタオタしてると、
「いいか？俺らにとっては、シミュが【命】や！それが財産なんや！」
熱く語る部長。
「営業をやるなら、もっとシミュを大切にしなぁアカン」
おっしゃる通りです。
「俺とかトミータさんは、自分のお客との会話の内容は忘れたりしないし、何回もシミュ用紙を見直して、完璧に頭に焼き付けとるんや！」
それぐらいしないと、商談までは絶対にたどり着けないと、更に熱く語る。
営業の厳しさを垣間見た気がした。
数分後。
オールバック部長は、自分の担当地区の家を通りすぎた事には気が付く。
「アカン。シミュ取った家を忘れとったわ～。どんな内容のシミュやったっけ～」
そう言いなが Uターン 。
……。
営業とは、意外と厳しく無いのかも知れない。
-END-
