大宮★慧李さんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2012/3/3 22:19
    • 【無力】の唄
    • コメント(0)
    • 閲覧(8)
  • "アバター"
    • 「生きていてごめんなさい」
      いつの間にか口癖
      弱音ばかり吐いていた
      詰まらぬだけの人生
      村の人達は皆
      綺麗な緑の髪
      仲間外れの私
      人と違う白い髪
      森の奥で密かに
      そびえ立つ千年樹
      私は此処で一人
      神に願いをかけた
      孤独に生き続ける事
      それはとても寂しい
      誰でも良い私の
      友達になって欲しい

      彼女と出会ったのは
      千年樹の直ぐ傍
      倒れていた彼女を
      助けたのが始まり
      いつの間にか二人は
      とても仲良くなった
      だけど私と彼女
      何もかもが違った
      村の中の誰より
      綺麗な緑の髪
      その優しい声と笑顔
      誰からも愛された
      どうしてこんな私にも
      優しくしてくれるの?
      自分より劣る女を
      憐れんでるつもりなの?
      卑屈な私を抱き締めて
      彼女は囁いた
      「貴方は誰より素敵な人よ」
      涙が零れた
      例え世界の全ての人が
      私を蔑み笑っても
      必要としてくれる人がいる
      それだけで幸せだった

      二人で村を飛び出して
      街で暮らし始めた
      不慣れな生活でも
      一緒なら大丈夫
      裕福な商人の
      婦人の使用人
      生きる為に選んだ
      私たちの仕事
      ある日屋敷で見かけた
      青いの優男
      彼奴と彼女の出会いが
      全てを狂わせた
      海の向こうの国の王
      彼は彼女を深く愛し
      隣の国の王女の
      求婚を拒んだ
      国は戦火に包まれた
      王女が下した命令
      「緑の髪の女は全て、殺してしまいなさい」
      皆みんな居なくなってしまった
      白い髪の私以外
      彼女の代わりに
      私が死ねば良かったのに
      どうして どうして

      「生きていてごめんなさい」
      何時の間にか口癖
      弱音ばかり吐いていた
      詰まらぬだけの人生
      港町の教会
      新たに暮らし始めた
      革命で王女が死んだと
      風の噂で聞いた
      彼女と出会ったのは
      教会の直ぐ傍
      倒れていた彼女を
      助けたのが始まり
      いつの間にか二人は
      とても仲良くなった
      だけど私と彼女
      何もかもが違った

      誰も居ない夜の懺悔室
      偶然聞いてしまった
      彼女の告白
      ああ 何と言う事でしょう
      彼女は正に-悪ノ娘-

      街外れの小さな港
      一人佇むあの娘
      背後から近づく私
      懐からナイフ取り出して
      王女の背中に向けて
      振り上げた

      貴方に謝らなければ
      いけない事があるの
      私結局貴方の仇は
      とれなかった
      あの娘は昔の私
      とてもとても孤独な人
      一人で行き続ける事
      それはとても寂しい
      何も出来なかったあの娘
      少し料理が上手くなった
      今日のおやつのブリオッシュ
      とっても上手く焼けてる
      あの時あの海辺で
      一瞬見えた幻覚
      あの少年はいったい
      誰だったのかしら―…?

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

大宮★慧李さんの
最新日記

大宮★慧李さんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記