塗り薬さんとモバ友になろう!
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- 2012/2/18 21:11
- 54年8ヶ月6日5時間32分20秒3
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- タイトルが一体何を表しているのかわかる人は少ないと思う。
それもそのはず、これは
オリンピックの男子マラソンの世界一遅い記録だからである。
54年8ヶ月6日5時間32分20秒3
まさに驚くべきタイムである。
しかも、これは日本人選手の記録なのである。
1912年のストックホルムオリンピックでの金栗四三という選手の記録だ。
1912年スタートで1967年にゴールである。
当たり前だが、この間ずっとゴール目指してひた走っていたわけではない。
ストックホルムオリンピックのマラソン中に金栗選手は棄権したのだが、それが大会当局に伝わっておらず、永らく競技中に失踪し行方不明、という扱いになっていたのだそうだ。
マラソンで疾走ならぬ失踪していたとはなんとも味な話しである。
で、ゴールした時も味のある展開だった。
ストックホルムオリンピック55周年記念式典が開かれた際、委員会が行方不明扱いなのを発見し、金栗氏を式典に招待しゴールさせたのである。
その際、コールされたタイムが
54年8ヶ月6日5時間32分20秒3
さらに、コールは続き
これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します
と結ばれている。
なんとも粋なアナウンスだ。
こういう話は個人的にとてもおもしろいと思います。
探せば、いろいろおもしろいエピソードや記録がでて来そうですね。
- タイトルが一体何を表しているのかわかる人は少ないと思う。