Ｇ☆司馬さんとモバ友になろう！
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- 2011/9/7 0:08
- 気円斬
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- そして伝説へ…編
こう見えて(どう見えて？)
心霊等の類にめっぽう弱いオレ…
ただ
普通の怖がりと違うのは
そういったテレビ番組や
DVDを見るのが大好きなのだ
不覚にも、今日
そんな特番があるコトを
全く知らなかったオレは
帰るなりテレビの電源を入れ
そして、見入る…
それがいけなかったのだ
チェックを忘れ
録画もしていなかった為
いつもの儀式を忘れていた…
そう
入浴だ…
番組の途中で気づいたが
ふと見渡すと
風呂にまだ入っていないのは…
娘だけだ
いつもそんな時
(オレが怖くなって
１人で風呂に入れない時)
一緒に入ってくれる息子達は
番組中に済ませてしまっていた
娘も青ざめた表情で
テレビに見入っている
Ｇ｢い…一緒に入るか？｣
娘｢嫌だし
怖いから朝入る｣
あっさり拒否られた
さぁどうするオレ
多少涼しくなったとは言え
昼間の汗で体はベトベトだ
意を決して
浴室の扉を開く…
湯気が
まるでオレを魔界にいざなう
触手のようにまとわりつく
歌だ
宇多田ではない
ここは、陽気な歌声で
この邪気を払うしかない
エックス
感じてみろ
エックス
叫んでみろ
…
エックスのデビュー当時の
顔面蒼白なメイクが頭をよぎる…
エックスのメイク
↓
デーモン閣下
↓
悪魔
↓
悪霊
まずい
負の連鎖だ
気を取り直し
オレは、少年が聞けば
必ず心を鼓舞し
強い気持ちになれる
あのマーチを口ずさんだ
ドラクエのテーマだ
オレは今、悪霊さえも従える
魔王と対峙する勇者なのだ
そして…
見事魔王を討ち滅ぼし
脱衣場で体についた湯を拭う
もはや気分は
エンディングの大円団だ
頭を拭き終え
振り返るとそこには
濡れた長髪を
ダラリと垂らす女の姿があった
ドライヤーで頭を乾かしに来た
母親とかち合っただけなのだが
オレが声無き悲鳴を上げ
飛び上がったのは
言うまでもない… -
- そして伝説へ…編
怖いから朝入る｣
海トレ
ガンコレ
