☆★ﾐﾙｷｨ★☆さんの日記

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- 2020/11/10 23:11
- ありがとう
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- 11月４日の早朝、父が旅立ちました。
  昨年の９月、膵臓癌が見付かり、余命一年と宣告されながらも、抗がん剤治療を頑張って続けて来ました。
  ９月末から、肺炎を起こして入院しましたが、コロナ禍でも私たち家族は面会を許して貰えたので、滋賀から岐阜に足繁く通いました。
  体力が落ち、抗がん剤治療が出来なくなってからの父は、痛みもあり、辛かったと思いますが、家族の為に必死で戦い続けてくれました。
  父は昔からとても我慢強い人…その父が痛い、もう我慢出来ないから、眠らせて欲しいと言った時、それでも私たちは、父に一日でも長く生きていて欲しいと思いました。だから、帰る時は父に、次はいついつ来るから、起きてね。眠る薬を使われていても、父は約束を守ってくれました。薬を使い始めて２週間目に、母と相談して父に今までありがとうって言うことに決めました。辛い思いをしながら、私たちがもっと、もっとと父を頑張らせるのは可愛そうだと気付いたから…
  お父さん、いつも約束守ってくれてありがとう。大事に育ててくれてありがとう。いっぱい愛情をくれてありがとう。最後まで私たちの為に頑張ってくれてありがとう。私たち、これからも仲良く頑張っていくから、大丈夫だよ。ゆっくり寝ても大丈夫だよ。
  こう言うと、寝ていたはずの父が返事をしてくれました。そして、その夜はスヤスヤと眠っていた父は、翌朝、病室で横に寝ていた母が起きると、息を引き取っていました。
  
  私の父は、困難なことがあっても、いつも大丈夫、運が悪くないから。と言って、前向きで、情に熱く、周りの人への心遣いが出来る人。軟式テニスでは国体や全国大会の選手になりながらも、家業を継ぐ為大学卒業後は選手生活を諦めた。
  父が続けることが出来なかったテニスを、私はその意志を継いで続けています。
  そして兄は会社を…
  若い頃は反抗もしたけど、尊敬する父。
  そんな父に近づけるように、頑張りたいなぁ。
  
  お父さん、ありがとう。
  大好きです。