◆霧槻◇さんの日記

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- 2013/8/27 20:53
- 月に吼える者。No.5
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- （夜、町外れの宿前）
  
  フィオエル:や、やっぱり危険ですよぅ…宿の主さんも、夜になったら外に出るなって…
  
  魅月:大丈夫大丈夫、かりにも私悪魔だよ？簡単にやられたりしないって
  
  （ギィイイ…）
  
  魅月:ってうわわぁ……霧がすごいなぁ…かろうじて月は見えるけど…ほら、フィオもおい…
  
  （サァアアア…）
  
  魅月:へ？あれ？…私、たしか宿の前にいたよね…な、なんで森に？…
  
  （オォオオオ……）
  
  魅月:や、やだ…なんか怖いよ…っ…だれか…いないの？…
  
  ？？:……魅月。
  
  魅月:っ!?想司？…
  
  ？？:……
  
  魅月:！…あの時の神父服のお兄さん!?な、なんでここに…てか、なんで私の名前
  
  ？？:魅月、名前くれた…ずっと俺の宝物になった…だから、魅月の名前を忘れない
  
  魅月:ま、…まさか、アル？アルなの？…スライムみたいな姿だったのに…
  
  アル:すこし力を取り戻したんだ。…そしたら人間になれた。…魅月に会いたくてここまで来たんだよ
  
  魅月:な、なんか照れちゃうな…で、でもそんなこと言ってる場合じゃないよね…なんなのかな、この森
  
  アル:……ンガイの森。…
  
  魅月:えっ！アルわかるの!?
  
  アル:…なんとなく。…頭に浮かんできた…けどこの森はなんだか懐かしい。危険は無い気がする
  
  魅月:…アルがそういうなら大丈夫なのかもね。申し訳ないけど、しばらく一緒に行動してくれる？独りじゃ不安でさ
  
  アル:もちろん。…魅月を守るよ…それが俺の役目…