◆霧槻◇さんの日記

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- 2013/8/27 20:19
- 月に吼える者。No.4
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- 露天商:……俺がまだガキの頃さ。一緒に住んでた婆ちゃんがよく言ってたんだよ…『神様は外から来てこの街を守るようになった』ってな……その時の婆ちゃんの目、いまでも覚えてるよ……おっかない目をしてた
  
  想司:……なぁオッサン。まさかその婆ちゃん…時々『へんな言葉を呟いてなかったか？』
  
  露天商の男性:っつ!!……兄ちゃん、なんでそれを…
  
  想司:……嫌な予感的中だな……教団の名前、わかるか？
  
  露天商の男性:……一つ目は『新ダゴン教団』…元々はアーカムからすこし離れた『インスマス』って街で発展した宗教団体……もうひとつは『黄王教団』…なんでも風の神様を祭る教団だそうだ……しかし…もう一つの団体は……名前がわからねぇんだ
  
  魅月:名前がわからない？どういうこと？…
  
  露天商の男性:……名前が多すぎるのさ…けど奴らが敬う神様の名前は知ってるぜ……言ったらソイツにずっと狙われちまうから言いたくないがな
  
  魅月:……名前が多すぎる教団ねぇ…なんか一番怪しい
  
  露天商の男性:……坊ちゃんたち、悪いことはいわねぇ…すぐに此処から立ち去りな……どうしても居るっつーなら『町外れの小さな宿』に泊めてもらえ…絶対にアソコじゃなきゃダメだ
  
  ‐露天商の男性の目は必死に何かを訴えていた…。彼の言葉を信じ、一行は一路、町外れの宿へ足を進めたのだった ‐