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    • 2016/12/17 11:45
    • アニメーションの可能性6
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    • ~言の葉の庭~

      監督 新海誠

       映像美は言うことなしに引き込む。雨の日、水を含んだ木材が世界の一部をほのかに反射させる…そんな光景まで表現できるようになった現在のアニメーション…「水」の表現を映像にする際、何かのコンピューターソフトを用いることでその表現をかなり緻密に行うことができることを知ったのは15年前だっただろうか。

      「雨」と言う気象現象が物語の鍵となるこの作品…新海監督の作品で鑑賞したのはこれが5本目となるだろうか…「君の名は。」と同じようにこの作品も結末がわかりやすい…んん、違う…物語の終わり、何か明るい場所にゴールがあったような、そんな印象を受ける作品だった。

      15歳の少年と27歳の女性の間で少しずつ何かを築いて行く。二人の「距離」を縮めようと少年は自分の目標目的に向かって前に進むこと、それを行うことで自信に繋げればその年上の女性に近付くことができるのではないかとひたすら「靴づくり」に没頭する。女性は雨の日に、決められた場所でしか会うことができない少年を待つ…故に雨を待つ。梅雨の時期はあんなに会うことができたのに時間軸と共に季節は写り雨の日はめったに訪れなくなり…

      新海監督が表現する男性女性との間の距離…それがこんな形で表現されるとは…と言うことを感心させられる作品だった。

      この物語の結末が「秒速5センチメートル」から始まったカミさんとの「鑑賞会」史上、カミさんからすれば「最も爽快な終わり方」と感じたのは、最後、少年と女性が、面と向かってわかりやすい言葉で、お互いの思いをぶつける場面があったことが、これまでの(君の名は。以外の)作品と違うところだったし、それが明るい、そして一目見てわかるような明瞭な結末に結び付いたのではないか…。

      そして、特典映像に収録されていた初期の頃に制作された、猫の視点から見たモノクロの作品…そちらはモノローグメインで話が進むのだが、それもまたアニメーションによる表現…独特な表現ではあるが、その特徴を生かしたものであったように思う。

      アニメーションと言う表現を再確認させるような動きを鑑賞者に促す。そして彼が作ったものが波紋のように拡がり、人々を動かして行く…新海監督もまた私を迷宮に誘う。週末深夜の夫婦でのアニメーション鑑賞会はいつまで続くのやら…

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