まさよし５５さんの日記

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- 2011/4/5 23:12
- さくらさくら今咲き誇る
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- 刹那に散りゆくさだめと知って
  
  今日ﾎﾞｸの住む街では桜が美しいです。
  儚くて、潔い。
  柔和な春の日差しとｼﾝｸﾛする姿はとても優しくて..ｴﾅｼﾞｰをくれる。
  
  日本人と桜は相思相愛のような気がする。愛は大げさだけど(笑)
  
  人にはそれぞれに価値観・生き方・嗜好がある。
  同じ方向を向いても違うものに目がとまり、同じ音楽をきいても、感動あり、ｽﾙｰあり。
  etc...
  
  でも、日本人と桜は相思相愛のような気がする。愛は大げさ？意識しあう関係？
  
  いや、日本人の片思い…？
  
  うーん…
  
  以前、ﾗｼﾞｵで聴き、あとから書き留めた村上春樹『IQ84』の一節から
  (引用間違ってるかも)
  
  看護婦になる教育をうけているときにひとつ教わったことがあります。
  明るい言葉には明るい振動があります。
  その内容が相手に理解されてもされなくても、鼓膜が物理的に明るく震えることにかわりはありません。だから私たちは患者さんに聞こえても聞こえなくても、とにかく大きな声で明るいことを話しなさいと教えられます。理屈はどうあれ、それはきっと役に立つことだからです。経験的にもそう思います
  
  花にﾎﾟｼﾞﾃｨｳﾞな声をかけ続ける場合とﾈｶﾞﾃｨｳﾞなのとで色が違うという話は聞いたことある？
  杜師は菌に声をかけ続けることでお酒を美味しくするって。
  ﾓｰﾂｧﾙﾄを聴かされた焼酎は商品としてもある。
  
  人だけじゃない、生き物はみんな、明るく優しく声をかけられると嬉しいんだね。
  
  お花見、楽しいよね。いつからか分からないけど、花が咲く短い間だけど、日本人は毎年、桜の木にたくさんﾎﾟｼﾞﾃｨｳﾞな言葉を浴びせ続けてきたと思う。
  キレイだね、と。
  心の底からの笑い声も。
  
  明るい振動を贈ってきた。
  
  桜は、そんな毎年の愛でる声に応えて美しく在り続けてきたのかもしれない。
  
  雨ﾆﾓﾏｹｽﾞ
  風ﾆﾓﾏｹｽﾞ
  
  一年耐えてきた桜の迷いがない咲きっぷりは、日本人の愛があったからこそかも。
  
  桜が咲き誇るのは、自らがすぐ散ってしまうから、今しかないからではなく、短いからこそ、日本人が愛を注ぐからかも。
  
  あら、
  相思相愛!?(笑)
  
  心が満たされていれば優しくなれるというけれど…
  
  自信に満ちて、安らぎがあって、人生は長くないから頑張ろうと教えてくれて、ありがとうを教えてくれる。
  
  辛い思いをしている人の心眼に桜が映るといいなぁ。