フェイク01さんとモバ友になろう！
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- 2011/2/13 17:55
- 涙そうそう
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- 昨年の暮れ
僕の職場はいつも以上に
忙しさを増していた
相次ぐﾒｰｶｰの欠品
それに伴う
大量のｸﾚｰﾑ処理と再見積り
就業時間など
おかまいなしに鳴り続ける
職場の電話と携帯
無い物は買えない
そんな簡単な道理すら
通用しない状況…
そんな年末の
ある1日の話である
その日は朝から仕事も順調
久しぶりに早くに帰れそうな
予感のする日だった
昼過ぎ
皆が忙しく働いているのも
おかまいなしに
H君は仲良しの同僚と2人で
倉庫に消えていった…
まあ毎度の事である…
今日も男同士の濃密なｽｷﾝｼｯﾌﾟに励むつもりなのだ
邪魔はするまい…
そっとしておこう…
僕を含む皆が
同じ様な事を考えていた
そして10分後
倉庫から帰ってきたH君は
目に涙を浮かべていた
理解不能…
倉庫で何かが起きたのは
間違いない
しかし
理由を聞いてはいけない
間違っても心配するそぶりは
見せてはいけない
僕の本能がそう告げる
どうせ
男同士で
いけないﾓﾉをくわえて
ﾉﾄﾞにつまらせたとか
入れてはいけないﾄｺﾛに
ﾅﾆかを入れて痛くて
涙目になっているとか
そんな程度の事である
倉庫で起きた事は
関心を示しては
いけない類の事なのだ
色々な意味で
彼とは住む世界が違うのだ
そう決めた僕は
何事もなかった様に
机の上の書類に視線を戻した
残りの仕事を片付けて
今日は早く帰ろう
そう思ったやさき
H君は体をくねらせ
椅子をｷﾞﾁｷﾞﾁと鳴らしながら
「ﾌｩ～」と
深呼吸を始めたのだ…
そして時折
その吐息が僕の机の
ﾃｲｯｼｭを揺らす…
どこまで人を不愉快にすれば
気が済むのか…
不快度150%である…
その後も
時折ﾃｲｯｼｭは揺れ続け
順調だったはずの
1日は終わった…
定時に帰るなどという
淡い夢はｱｯｻﾘ崩れ
集中力を削がれた
僕の机には2時間は
かかりそうな仕事が
残っていた…
年末進行という事を除けば
これがｳﾁの会社における
いたって普通の1日である…
今年こそ
精神が病気になる前に
転職を考えた方が
よさそうなのである…
おしまい
ちなみに
涙目の理由は今も不明…
永遠に知りたくも
ないのである…
ﾎﾝﾄにおしまい
最後まで読んでくれて
ｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀ
あと遅くなりましたが
今年もよろしくお願いします
ではでは
- 昨年の暮れ
ではでは
