カムイさんとモバ友になろう!
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- 2012/1/29 0:17
- 懐かしの場所
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- 今から30年以上も前。
わが家にはマイカーなどという贅沢品はなく、スキーといえば、現在、上越新幹線に名前が継承されている上越線特急「とき」に乗って、石打スキー場に行くのが常だった。
靴は革製。
子ども用板はエッジなどは無く、ただの木の板そのものだった。
行く1週間前から毎日靴や板に油を塗っていたのが懐かしい。
今回、放射能汚染のため、ホームにしているゲレンデを避け、思いつきで久しぶりにこの地に足を運んだ。
店やリフト乗り場、そして地形など、全く見覚えが無く、かなり寂しい気持ちになった。
しかし、リフトを降り、ふと振り返ると、そこには懐かしい景観が広がっていた。
この景色を見ながら、今は亡き父と二人で、当時はなかなか食べることが出来なかった「明治の板チョコ」を訪れる度に食べたことが思い出された。
帰りがけに駐車場の係員から「祭り」に誘われ、スキー客を相手にした単なるイベントと思いつつ参加すると、紛れも無い、本当の地元のお祭りだった。
子どもは無料。大人は500円でけんちん汁、つきたてのお餅、甘酒、地酒、スルメが堪能できた。
スルメは竹竿にワイヤーで吊し、自分達で火でアブるのが楽しかった。
我ら全ガキ連は、沢山の雪が降る中、みんな地元の子に負けないくらい、頬を赤くして夢中でスルメをアブっていた。
幸運にもこんな祭りに参加出来たのは、石打を愛した父からのプレゼントだと思うことにする。
そして、次回は忘れずにチョコレートを持って行くよ。親父。
- 今から30年以上も前。