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    • 2011/7/14 20:07
    • 陽はまた昇っていた
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    • 毎日の太陽は、朝早くから、これから始まる一日を予言するかの如く、ギラギラと昇っていた。


      先日、待ちに待った申請の許可が出たので、5日間の被災地ボランティアに参加して来た。

      作業は家屋床下や側溝のヘドロすくい。整地、家具運びなどだ。

      はるか西方からバスをチャーターし、夜通し走って現地入りし、1日作業してすぐに帰るという弾丸ボランティア組もいた。

      ここは異次元の世界だ

      現地入りし、しばし茫然としたあとに出た言葉だ。

      兇悪な津波はたった数時間だったはずだが、4ヶ月経った現在でも瓦礫撤去率は35%にも達していないそうだ。

      滞在中に梅雨明けしたこともあり、連日35度近い気温の中、男女関係なく黙々と汗の中で泳ぐように作業をする。

      写真や玩具が出てくるたびに涙ぐんでしまったのは、オレだけではなかったようだ。

      付近では東北地方特有の立派な家が傾き、ビルが横倒しになっていた。

      新参者には「絶望」しか考えられなかったが、出会い、ほんのわずかだが話をした被災者の方々が非常に前向きだったことには救われた。

      「4ヶ月経って、塩をかぶった地に草が伸び出した。私たちも負けてはいられない」という言葉が脳に焼き付いている。

      別れ際に「来年、近くに来るようなことがあったら寄ってくれ」と言われた時には、ただただ手を握り返すしかなかった。
      頑張ってください、なんてありきたりの言葉は安過ぎだと感じたからだ。

      そう。

      来年ではなく、明日だってまた陽は昇る。
      落ちるだけ落ちたら昇るしかない。
      あとは気の持ちようだ。

      未だに電気が復旧せず、消えた信号機の下で汗だくで交通整理をする警官。
      マスクを真っ黒にしながらユンボを操作する人。

      許されるのであれば、また手伝いに行きたい。

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