しゃんぷぅさんとモバ友になろう!
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- 2011/7/10 23:33
- くたばる喜びとっておけ。
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- 頭をハンマーで叩かれてるような頭痛で目が覚めた。
時計は、朝の8時。
秒針の音にすら反応して、頭がズキズキと痛む。
出勤に間に合う時間は、とうに過ぎていた。
欠勤の連絡を入れるも、ケータイの向こうから体調を気遣ってくれる上司の声が、割れ鐘のように脳内をこだました。
まぁ、絶対にやっちゃいけない事、睡眠薬+アルコールという最悪コラボを実行した故の、自業自得なのだけど。
惰眠を貪ろうと、ふて寝しようとした頃。
隣の居間から、金切り声に似た怒号が聞こえてくる。
また始まった。
最近、痴呆の進んできた祖母が、祖父に対して当たり散らしているのだ。
拷問にも等しい程の苦痛。
耐えられない。
慌てて飛び起きて身支度を整えた。
「半休で、午後から仕事だから。」
そう家族に嘘をつき、無理矢理に家を出た。
がむしゃらに自転車をこいで、コンビニに駆け込んでタバコを買った。
努めて平静を装い、取り出した紙巻きに火を付ける。
ゆっくり、深く、紫煙を肺の隅々まで染み渡らせ、やっと少し、落ち着きを取り戻す。
またもや、禁煙失敗。
相変わらず痛みを訴える頭に、クラクラとニコチンの酔いが来る。
業の深い、生き物なのだ。
その後は、ぶらぶらと市街地をさ迷った。
こんな時に何をしたって、満たされない、救われないことぐらい、分かっている。
午後になって頭痛は何とか治まったものの、暑さも手伝ってか今度は目眩を感じたため、漫画喫茶に入った。
パソコンから、モバゲも覗いてみたり。
同じ時間に、違う場所で、慎ましく、しかし健気に生活する仲間がいる。
それを確かめるだけでも、かなり気持ちが救われるね。
けれど小心者なので、メッセや掲示板は書けないのよね。
気持ちが落ちてる時ほど、何故か人と距離を取ってしまう。
どんだけヘソが曲がってんだか。
ふと、以前から気になりつつも、一度としてフルサイズで聴いたことのない歌の存在を思い出した。
『生きてることが辛いなら』
森山直太朗の一曲。
やられた。
歌い出しから、一気に来た。
久々に、みっともなく、ひたすら、素直に、無様に、泣いた。
そして、間違いなく、私は明日も目を覚ます決心をした。
『生きてることが辛いなら、くたばる喜び、とっておけ』
- 頭をハンマーで叩かれてるような頭痛で目が覚めた。