フジミドリさんとモバ友になろう!
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- 2010/11/7 13:55
- 宇宙の自由人2
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わたしが、どのような子どもであったかということだが
(誰も訊いてねえよ!)
オバアチャンが、お守りをくれたりするのである
『何が入ってんの?』
「開けたらダメよ!」
少年時代のわたしに、「開けるな」と言えば「開けろ」と言っているようなものだ───開けた
中には、薄っぺらな板に「、」と墨で書いてあるだけだった
(ふーん。つまんないや)
わたしは、アニメのキャラカードと入れ替えた
(何のアニメかは秘密である)
オバアチャン家に行くと
「お守りは持っているかい?」
『うん!』
(中身はちがうけどね)
オバアチャンは、神道系の宗教を信仰していた。二階の八畳間には、大きな神棚があった。同い年の従兄と「探検」をする。大人たちは、一階の居間でくつろいでいるのだった
『何が入ってんのかな?』
「ダメだよ開けたら。神様の罰が当たるよ!」
……開けた。きったないボロ切れだったので、捨てた。その代わりに、チョコレートを入れた
「先祖祭」が始まる
神主が榊を振る。本当は、信仰していない大人たちも、オバアチャンに合わせて神妙な顔だ
わたしは、正座をしながら、一人でクスクス笑っていた
(大人ってバカだなあ~チョコレート拝んでるよ!)
しかし、オバアチャンと同居して、毎朝祝詞を唱和している従兄は、「バチが……」と喚いて、喘息の発作で倒れたのであった
さて、今日は、生クリームたっぷりのミルフィーユであるな
(にゃは)
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