†織姫†さんとモバ友になろう!
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- 2018/1/16 21:40
- 人生って儚い
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- 数年前の話。
〝消えたい〟と言った私。
〝俺は生きたい〟と言った彼。
ずっと側にいるもんだと思ってた。
それが当たり前の事のように。
心の病になってから、
一人で出掛ける事も、人に会うことも出来ず
約束をしてもなかなか家から出る事が出来なくても
ただひたすら、嫌味の一つも言わず待っていてくれた彼。
私の人生の半分を一緒に過ごしたね。
釣りにボード、遠山からちょっとした用足しまでいつも一緒でした。
お互いに、相手に依存していたのかな。
病に倒れたのは2年前。
信じたくなかった。
お見舞いに行って、目の前にいたあなたは、別人にしか見えなかった。
脳腫瘍が3箇所、
手術はしたものの、半身不随、記憶障害。
ご両親に言われていた。
病室来てもいいけど、会っても誰かわからないと思う。と。
でも、私の顔を見た瞬間に起き上がろうとしてくれたね。
身体は動かず、話すことも出来ないのに、
起き上がろうしてくれた。
他の誰が来ても反応しないのに、私だけに見せた反応。
一緒にお見舞いに行った姉にも、友人にも、
〝どんな時でも姫のことばっかりだな!〟と言われた。
私を私だと認識してくれていることが嬉しくて、
どんな形でも一緒にいたくて、
お見舞いに行く日々。
座る練習を始めた時は、家に連れて帰れる!って思った。
思いたかっただけかも。
余命わずかだと言われた日、
私の声に〝うんうん〟と、頷いて、
あなたは涙を流した。
あなたは最期を感じていましたか?
涙の理由は何ですか?
聞きたいことも沢山、
一緒に行きたい所もまだまだ沢山。
11月29日あなたは天に召されました。
発作もなく静かに・・・
四十九日も済んで、受け止めなければいけないけど、
受け止められない・・・
彼がいない人生はどう生きて行けば良いのかしら。
思い出しては泣き、
命を交換出来なくて泣く。
悲しくて、寂しくて、悔しい。
もう一度、名前を呼んで欲しいよ・・・
- 数年前の話。