たまさんの日記

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- 2013/7/16 19:51
- 調子に乗っちゃいまして…
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- ちょっと書いてみたいと思います。
  批判は素直に受け止めます。
  
  雨に濡れた石畳に街灯や店の明かりが反射しているせいなのか、通りは夜でもかなり明るい雰囲気だ。
  そんな中を早足で歩く2人がいた。雨は既に止んでいるのに、ｺｰﾄのﾌｰﾄﾞを被り俯き気味に歩く姿は、人目を避ける事よりも容姿を見せない事を優先しているようだった。
  どちらかといえば目立っている2人だが、通りの人達は大して気にとめていないようだ。一旦は目を遣るが、すぐに目線は戻している。
  2人はこの辺りには不慣れなようで、前を歩く人物が小型端末で地図のような物と周囲を見比べている。後ろの人物は俯き気味のまま黙ってついて行く。
  少しして、細い路地を入っていった。
  僅かな街灯があるだけの人気を全く感じないその路地は、暗闇に近かった。小型端末の光が眩しいほどだ。その光に顔を照らされている前を歩く人物は、どうやら年配の男性らしい。路地に入ってからは少しゆっくり歩いている。
  2人が足を止めたのは、ある建物の前だった。地下への階段がある。店のものらしき看板が1つ。小さな灯りだが、この路地では十分目立つ。
  階段は薄暗かったが、どうにか足元は見えた。2人は降りて行く。
  ずっと黙ったまま。
  声すら聞かれたくないようだ。