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    • 2011/4/26 9:38
    • おはようございます
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    • 被災地へ支援を様々な形でつづけてます。先日、大規模被災地である岩手県陸前高田市に行ってきました。

      国道340に入る。

      陸前高田の沿岸中心部へ入る道。右手に川を眺めながら車は進む。

      川岸にゴミや瓦礫が出始めた。段々と津波の跡が見えてくる。ふと見たら、満開の桜が川の近くにドンと力強く生えていた。
      『アニキ!桜っすよ、桜、被災地でも桜の季節なんすねー』

      彼は桜の見事さに目を奪われ気付いて居なかった。
      桜の回りは真っ黒な田んぼ。

      ヘドロで埋め尽くされた田んぼ。

      カーブを抜けた瞬間に見えたのは川岸に運ばれたおびただしい瓦礫や残骸。

      『うわ、、、なんすか?このゴミ?どうやったらこんなにゴミが?』

      更にカーブを抜けた瞬間に目に飛び込んだ。

      一面の瓦礫の山々。

      彼は両手で口を押さえ今にも泣き出しそうな表情に変わった。

      僕は言った。

      お前が桜、桜って騒いだ回りを見たか?あそこは津波のヘドロで埋め尽くされてた田んぼ。更に春に現れるゴミなんかじゃない、あれが、あの場所が津波の末端であそこまで津波が入ったんだよ

      車はさらに被災ど真ん中へ向かった。

      目に映る変わり果てた街の姿に、ついに彼はボロボロ泣き出した。

      目を真っ赤にしながら。
      『なんすか?なんすか?これ?』

      声が震えていた。

      わかるか?

      これが、現場であり、被災地。

      だから軽はずみにボランティアでも行くかー!なんて言ってはいけない。

      彼は声にならない声で言った。
      『アニキ、海ないっすよ、海。海が無いなら津波来ないじゃないすか』

      泣きながら言ってた。

      僕は言った。ここまで津波が入ったんだよ。海は数キロ向こうだ。

      三階建のアパートは全て窓が抜け、カーテンがなびき、洗濯物もあった。

      生活があの日止まったらままの状態。

      車を止めて海に向かって黙祷した。 彼は車から降りれなかった。

      受け入れる事が出来ないくらいの事実を目の当たりにし、どうにもならなくなっていた。

      この風景を忘れるな!
      この現実を忘れるな!

      お前が見てる瓦礫の下にはまだまだ見付からない人がいっぱい眠ってる。

      彼が現実を受け入れれなくなったのはテレビでしか見てないから。小さな枠内でしか見て無いから。

      現場は見渡す限り瓦礫で、頭上には電線も建物もない。

      そして無音である。

      生活の音や雑踏の雰囲気や気配は一切ない。

      どうか、対岸の火事と思わずに気持ちを思いを持ちつづけて欲しい

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