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- 2010/6/23 14:04
- 風呂がカビるんですけど…(3)
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それぞれが席に着くと俺達は、まず自己紹介を兼ねて、小春さんとの関係を話す事にした
最初に切り出したのは、山本山だった
『私は、小春と大学の頃からの友人よ』
確か山本山は、結構有名な大学に通ってたはず…そこで小春さんと知り合ったのか…
次に早苗が話始めた
『私は、春チャンと偶然公園で知り合って、短い間だったけど、凄く仲良くしてもらってたの。春チャンの村にも行ったわ。そこで…お墓を見ちゃったんだけど…』
小春さんの墓…
そうか、この娘が最初に小春さんの墓を見付けて、その話が山本山に伝わり、山本山から俺に伝わったのか…
次に関根クンが話した
『洩れはw小春氏に車に轢かれそうなところを助けてもらったんだおw後に、彼の知り合いだと聞いた時は、びっくりしたおw』
そう言うと、関根クンは俺を見た
そうだ…関根クンは、俺よりも、ずっと前に小春さんと面識があったんだ
小春さんと撮った写真を関根クンに見せた時、本当にびっくりしてたっけ…
連絡が取れなくなった後も、いろいろと気に掛けてくれてたのも、そのせいかな…
関根クンが、俺に話を振った形になったので、次は俺が話す雰囲気になってしまった
『えと…俺は小春さんと…』
何て言えばいいんだろう?
小春さんとの関係って…
山本山に紹介されて一方的に好きになった…って言えばいいのか?
すると早苗が、話を割って入ってきた
『私、知ってるよ…あんた、春チャンのお気に入りなんでしょ?』
はぁ?何言ってんだ、この娘!そんな訳無いだろ!
『春チャンの気持ちも知らないで!』
早苗は、そう言うと、鋭い眼差しで、俺を睨んだ
何なんだ…この娘…
『まぁ…こいつの事はいいわ、ただの小春の追っかけよ』
横から助け船を出してくれたのは、山本山だった
山本山は、そのまま奥に座っている小春さんに似た女性に視線を向けて言った
『さて…問題は貴女ね。一体誰なのかしら?』
すると、小春さんに似た女性は、全員を見渡して、静かに話した
『私は、小春の妹だ』