いーなさんの日記

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- 2025/6/22 15:14
- 俺にとってあの会社はそうだった
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- 「で、今日は誰くるの？」
  「わかんねー。90年代から2000年代だってメチャ関係者居るだろ？」
  「そんなに取材すんのかな？」
  「俺らの前の代も入れたらもっとだよなぁ」
  夏日な本日土曜日、昼から友人Iの家で酒を飲みながら俺の持ってきた過去資料を見てそんな話。
  
  今日俺は昔いた会社の話を取材を受ける。
  その際にIに調査をお願いしてた会社で使っていたフロッピーディスクを回収しに来たのだ。
  昔を懐かしがる話をしてからI宅を出て取材場所へ。
  
  「あ、いーなさん。どうも」
  「おお！いーな来たのか！（笑）」
  「いーな君、早く戻ってこいよ（笑）」
  昔から顔馴染みの方に案内されて会議室に入ると、企画の大先輩Nさんにこの会社の社長Oさん、そして取材して頂く方達が。
  
  「Nさんにお聞きしましたが、そう言えばいーなさんはあのタイトルでやらかしたとか？（笑）」
  「いやいや、本人のいる前で言わなくても！」
  「エンディングの車のタイヤが地面に残る奴ですね」
  「それ（笑）」
  「あの頃は本当に申し訳ありませんでした！（笑）」
  俺が昔の会社に入って最初にした仕事はNさんのプロジェクトだった。そしてど新人なので様々なやらかしをして迷惑をかけた。
  インタビューの先制がコレなので恥ずかしい（泣）
  だがめげずに、
  
  「そう言えばこの取材ってどの時期からどの時期までやるんですか？1990年代以前もありますよね？」
  と取材陣に聞いた。すると、
  
  「最初から最後までです（笑）」
  と言われた。
  俺の上の代からやるらしい。この人達は一体何人の関係者達に取材するのだろうか（笑）
  
  「すいません、私海外とやりとりしててメーカーも知らない基盤事情に詳しいんですが‥‥実は萌え豚で。何か女の子描いてくれませんか？」
  Nさん含めて盛り上がった取材は予定より2時間オーバーとなった。
  そしてサインと女の子の絵まで描く羽目になった。
  
  「いーなさんの関わったタイトルってどれも凄いのですよ。海外行ったらストーカーされますよ！」
  取材の後は社長のご好意で食事会。
  そこでライターさんにそんな事を言われて凄い恥ずかしくなった。
  
  あの頃も今も全然駄目な自分なので。
  ただ最後に、貴方にとってあの会社はどんな会社でした？と聞かれて、
  
  「自分をこの業界で生き残れるよう鍛えてくれた場所でした」
  と思わず答えた時に、そうだったなぁと実感した。
  
  未だ大したことないが（笑）