日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2012/8/15 11:59
- あの子へ[閲覧非推奨]
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- 友達を亡くしました。
小・中と同じ学校の友達でした。
当時私は、どちらかと言えばおバカな男子。
その子は、どちらかと言えば大人しめの女子。
友達グループ的な繋がりも薄く、それ程会話することは無かった為、互いにあまり『友達』という感覚は無かった様な気がします。
けれどもその後、自分もその子も社会人となった後、再会してからは、確かに友達でした。
自分の記憶にあった昔のその子よりも、ずっと明るく、ずっと綺麗で、ずっと話しやすくなっていた事には、少なからず驚きもしたものでした。
数年前から、夜忙しい時にだけ、私はその子の両親が経営してるお店に、手伝いに行ってます。
その子はそこで働いてはいなかったから、顔を合わせる事はそれ程多く無かったけれども、たまに居合わせた時には、内容すら覚えていないような、他愛もない会話で笑い合ったものでした。
勿論はっきりと覚えてる内容も有ります。
その子の、『野望(笑)』の話でした。
曰く…海外で、働きながら長期滞在をしてみたいとの事。
今働いて、貯めているお金を元にして。
日本で腰を据え、落ち着いてしまう前に。
そして夢を叶え、渡った先の海外にて、その子は死んでしまいました。
交通事故だったそうです。
海外での生活は楽しかったのかな?
日本にはいつ頃帰って来るつもりだったのかな?
これから先、将来的にはどんな事をしたかったのかな?
考えると、胸が痛みます。
いくら考えたところで、その子の胸の内を私が理解する術はもう無いんだという事が、揺るがない事実だという事が悲しい。
でもきっと、楽しかったんだと思いたい。
ただ死を悲しむよりも、夢を叶えたあの子の頑張りや、根気や決断力・行動力を讃えたい。
それが一番の弔いになるんじゃないかと、私は思うから。
人が明日も生きられる保証など何処にも無い。
唯一出来るのは、今を懸命に生きる事だけなんだろう。
あの子は懸命に生きていたように思う。
私なんかに大真面目にこんな事を言われても、あの子には困って苦笑いされそうな気もするけれど、心から言いたい。
どうか、安らかに。
- 友達を亡くしました。