吹靈さんとモバ友になろう!
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- 2013/5/2 2:29
- ヘビ
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- さて、園にはたいへんずるい一匹のヘビがいてエバ(イヴ)に尋ねました。「神様は園の木の実を食べてはいけないと言われたのですか。」
「いいえ。」と、エバ(イヴ)は答えました。
「私達はただ、園の真ん中にある木の実を食べてはいけないと言われているだけです。もしその実を食べたら死んでしまうだろうと神様は言われました。」
「死ぬことなんかあるものですか。」と、ずるいヘビはエバ(イヴ)に言いました。
そこで、エバ(イヴ)は、食べてはいけないと言われている赤くておいしそうな実を食べてみたくなりました。
食べてみると、自分がとても賢くなったような気がして、アダムにもその実を少しわけてやりましたので、アダムも食べました。
すると急に自分たちが裸でいることが恥ずかしくなり、ふたりとも無花果の葉を切ってきて体をおおいました。
夕方になって神様が歩いて来られるのを知ると、ふたりとも悪いことをしたと知っていたので、神様から隠れようとしました。
「あなた方は何処にいるのですか。」と神様は呼ばれました。
アダムは恥ずかしかったので、そこにじっとしていました。
そこで神様はアダムにお尋ねになりました。
「あなたは私が食べるなと言い付けておいた木の実を食べたのですか。」
「エバ(イヴ)が私にくれたのです。」と、アダムは答えました。
すると神様は女に言われました。
「あなたは何ということをしたのですか。」
「ヘビが私に食べるように言ったので、食べたのです。」エバ(イヴ)は神様に言いました。
神様はヘビにたいそう腹を立てて呪いをかけられました。
それからずっと、ヘビは一生腹で這い回らなければならなくなったのです。
また、神様はエバ(イヴ)の方を振り向いて、これから先エバ(イヴ)は夫によって支配され、子供を生む苦しみを知るだろうと言われました。
そしてアダムにはこれからは自分で大地を耕して、自分の食物をとらなければならないと言われました。
こうして神様はふたりをエデンの園から追い出してしまわれました。
また、どちらの方向にでもくるくるまわる炎のつるぎを園の東において、命の木を守り、誰かがこっそり実を食べて、永遠に生きることのないようになさいました。
- さて、園にはたいへんずるい一匹のヘビがいてエバ(イヴ)に尋ねました。「神様は園の木の実を食べてはいけないと言われたのですか。」