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- 2019/8/16 22:11
- ロード オブ フール第二部⑦
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- どこかで、聞いたような謳い文句。
ノらない。今度は絶対にノるかよ。
膝にも腰にも爆弾があるのだから。
⑦「再構築(弐)」
出向先の年下達に、半年程度で見破られた。どう足掻いても、勝てねぇ~な、と。
俺の取扱いは極めて簡単だ。
少しばかり挑発を絡めながら、交渉を行えば基本的に乗ってしまう。
わざと行っている節もあるんだけどね、と。どうでもいい言い訳、負け惜しみ位はさせて欲しい。
前々から軽く誘われていた、駅伝大会参加の打診を正式に受けた。距離は3キロ!?走れるはずがなく、形振り構わず断る!!
先のウエイトリフティングや、ソフトならば参加はするが、単に走るだけの競技の何処が楽しいのか。
全盛期で10分半。現在ならば15分前後か?
過ちはそこにあった。試算すべきでなかった。既に奴等の術中に嵌まっていた。
卑劣で、腹黒い話術。
交渉は巧み。再提示は1.3キロ。
当初の提示の半分以下である。比較的容易だと誤認させられ、参加の方向に舵を切る。
まさかこの後目標タイムの設定と、既に情報隠蔽をされているとは、露知らず。
考えてみれば俺という人間はいつもこんな感じ。
嫌よ、嫌よも好きの内ではないが、参加に舵を切っといて、湿気るのは論外で。その日の内に試し走り。テキトーにアプリを取り、適当にストレッチをして、走り始める。
…
結果は落胆。想定以上に鈍っている。
苛立ちはあるものの、それを露にする力も尽きていた。
軽い酸欠に吐き気を催しながら、フラフラと帰宅の途。
口は災いの元ともいうが、物事には必ず二面性がある。
やらざるを得ない状況に追い込むのは、嫌いじゃない。目標があるのは良いことだ。
「く・・く・そったれ」
言葉にならないながらも、反抗の意志は口にだす。
《程々に、な…》
一方の己は冷静だ。
皮肉りながら、怒りながらも、それを楽しんでもいた。
吐きそうになりながら…。
…
これより週三~四回のトレーニングを始めるのでした(笑)
あとがき
今回は「ハルウララ」等のセルフリメイク?です。あれの導入とは全く異なりますが、あれはネタありきの書き方でしたので(笑)
- どこかで、聞いたような謳い文句。