利侑さんとモバ友になろう!
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- 2014/9/30 5:15
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- 萌えcan企画/あかい並木道
『♪小さい秋、小さい秋、小さい秋、みーつけた♪』
『ノリノリっすねリオ姉さん』
『♪小さ……
…!!はぅぅ。歌詞の冒頭は“誰かさんがみつけた”でした…』
『定番の間違いキター!!』
今日は3人でお出かけ中。買い物をしてカフェに寄った帰りに、並木道をまったりと歩いている。
『秋かぁ。確かに夜とかは結構寒くなってきましたよねー。』
『そうですよね。この時期になると、おでんや肉まんを出すコンビニがどんどん増えてきて嬉しいです!』
『私は食べ物よりも、東京ゲームショウが開催されたら秋がきたなって思うお♪』
『あははっ!シル姉さんはそんなんばっかっすねー』
『ふふっ…でも、年に1度のイベントってワクワクしますよね!
…あっ!あの…今日はこっちの道を通りませんか?』
リオは、遠回りになる道を指す。
『ん?何かあるんすか?』
『えへへ…“小さい秋”ですよ♪』
『リオたんの事だから、焼き芋屋さんとか?』
『行ってからのお楽しみです!』
3人は歩を進めていく。
しかし、まだ秋は始まったばかり。木々はそれほど紅葉しているわけでもないし、おいしそうな匂いがするわけでもない。出口に季節を感じるような物があった記憶もないし…
一体この先に何があるんだろう。
と、突然。
『…よし、そろそろですね…』
『そろそろ?』
『はい。ユーリさん、シルビアさん、後ろを見てみて下さい!』
『後ろって………おぉ。』
『これは素晴らしいですなっ!』
真っ直ぐな並木道の正面には、真っ赤な夕陽。それに照らされて、木々の葉も長い道も、赤く赤く染まっている。
『今日は、この道と太陽の沈む位置がぴったり重なるんです。そして丁度今の時間だと、紅葉とはまた違った赤い世界が広がるんです。』
それはきっと、僅かな間の出来事。もうすぐ太陽は沈み、辺りは少しずつ陰っていくのだろう。
『秋のはじめのこの瞬間だけの、特別なあかい並木道なんですよ!』
* end *『リンク:あかい並木道《特別版》』
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