RAPISさんとモバ友になろう!
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- 2011/11/22 22:20
- 昨日のこと
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- 昨日、日曜から入院している嫁から連絡があり、破水したから分娩は今日か明日になるとのこと。
さすがに仕事中にも気になって仕方がない。
近年、妊婦さんに関しての良くないニュースも多いから心配でたまらない
仕事が15時過ぎに終わり…家で嫁の見舞いに行く支度をしていると、義父さんから電話が。
「RAPIS?さっき先生から話があってな、帝王切開に切り替えるから今から準備するって…」
「え!?」
それこそ、モバのゲームにあるギャル男みたいな驚き方をしてしまった
愛車のヴェロッサのパワースイッチをONにし、全速力で病院へ!
行くのに30分かかる病院に12分で着いた
自惚れではないが、こういう時は自分のテクニックに感謝するべきかな
病院の4Fに行くも、昨日嫁がいた病室は空っぽ。
ナースさんに聞くと「3Fの手術室に移っています。エレベーターを出られると待合室がありますので」と。
急いで3Fに移動したいが、エレベーターがなかなか来ない。
えぇい、じれったい!
待合室には嫁の両親が待っていた。
「義母さん、どんな状態ですか!?」
「さっき手術室に入ったよ。1時間くらいで終わるって」
「そうですか…」
くそ…手術前に声をかけてあげたかったのに……
『どうか無事でいてくれ…』
キリスト教徒のごとく手を組みながら、ただそれだけを願った。
嫁の両親は待合室のテレビを見ながら色々話している。
まるで緊張感がない
俺が心配しすぎなだけか?
「RAPISさん、いらっしゃいますか?」
「!」
「おめでとうございます、とても元気な女の子ですよ」
「………」
ナースさんが運んできたカプセルの中に、ついさっき産まれたわが娘が!
産まれたばっかりの子って、こんなに小さいのか…弟が産まれたときのことも、俺はよく覚えてなかったからな
小さな体に宿った大きな命を見送り、嫁を待つ。
すでに手術が始まって2時間。
本当に大丈夫なのか?
不安で仕方ない。
「お待たせしました」
「!」
嫁の処置が終わったらしい。
運ばれてきたベッドに横たわる嫁の顔中が涙で濡れている。
「…俺がわかるか?」
嫁は力なく頷き、病室へ向かった。
本当に無事で良かった
この俺が、父親というものになった瞬間だったのだ。
「また一つ、責任が大きくなるな」
義父さんの一言が、背中に突き刺さったのだった
- 昨日、日曜から入院している嫁から連絡があり、破水したから分娩は今日か明日になるとのこと。