芥七味さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/1/14 20:26
- 紙巻煙草レビュー:わかば
-
- コメント(0)
- 閲覧(7)
-
-
- 貴女を知ったとき、私はラクダに乗っていました。
貴女をもう一度見たとき、鳩と共に平和を願い、
貴女が近付いたとき、陽の光と空の青さで遊んでいて、
貴女を避けたとき、インドネシアの塩工場に逃げ、
それでも、私を迎えてくれましたね。ほんのりとした新緑の香り、貴女はいつでも私を待っていてくれた。
そして私は永遠を誓います。
こんな浮気性に寄り添い灯火を与えてくれる、ねえ君、雪が降っていますよ。
わかば、という煙草をご存じですか。現在190円。等級の低い葉を使った、所謂安煙草と言われるシガレットです。
その味わいは、大抵の方は顔をしかめる。辛い、臭い、変な後味。みんな、言いたい放題です。
では不味いのか?いえ、不味くはありません。個性です。
では辛いのか?いえ、クールスモーキング出来ない方が悪い。
では臭いのか?いえ、それは好みです。
貰い煙草一本ごときでわかばを語ってはなりません。彼女はそんな安い女性ではありません。
言うなれば彼女は花屋の見切り品の薔薇。されど薔薇なのです。しっかりケアすれば、どんな博覧会の薔薇にも劣らない花を咲かせます。
少女を貴婦人に変えるのは何でしょうか。
わかばを喫みながら、ゆっくり考えてみませんか。
- 貴女を知ったとき、私はラクダに乗っていました。