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    • 2010/11/4 10:38
    • ホスピス ~8~ 本編
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    • この日記は過去の出来事を綴っています。
      平成19年の事です。



      病室にやってきたR先生と看護師さん。
      看護師さんの手には、点滴袋が持たれていました。

      「〇〇さん(母の事です)、今からちょっと眠くなり点滴しますね。しんどいのはマシになりますからね」
      と言い、私に確認の目線をおくったR先生。
      アイコンタクトではありませんが、
      R先生に  お願いします  の目線での返事をしました。
      ベットサイドに置かれているサイドテーブルに点滴をセットし(上から吊るされているタイプの点滴ではありませんでした)、24時間かけて点滴を母の体に送り込む準備が出来ました。

      そして、点滴開始。。。

      いきなり深い眠りに入るのではなく、徐々に深い眠りに入っていきます。

      R先生は
      「点滴が聞き出すまではハッキリとはしていませんが意識はあると思いますので、話しかけてあげて下さいね。娘さんの声が一番の励みになると思いますから」
      と言い、看護師さんと部屋を出て行きました。

      まだわずかに意識のある母に
      「お母さん 良かったな。しんどいのがマシになるんやて」
      と、話しかけました。
      母は頷いたように感じました。

      その日の夜、看護師さんが母が床ずれしないようにと体勢を変えにきてきれた時、小さなスプレー容器に入ったお茶も持ってきてくれました。
      「喉が渇くと思うので、時々口にスプレーしてあげて下さいね」
      と。。。
      そのお茶を受け取り、母が亡くなるまでお茶スプレーを母の口に入れていました。

      母が個室に移り、深い眠りに入る点滴を始めた事を叔母(母の妹)に告げる電話をしました。
      叔母は近いうちに行くから   と言い電話を切りました。


      続く

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