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- 2010/10/29 9:49
- ホスピス ~5~ 本編
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- この日記は過去の出来事です。
平成19年でした。
ホスピスに泊まりこみを始めた私ですが、
やはり家の事も気になるので、
母の体調の良い時に数時間だけ家に帰って、
家の用事や子供達の顔を見たり、
義母さん達に話をしたりして
また、ホスピスに戻ったりしていました。
この頃の私は、やたらと母の写真を写していました。
デジカメの時もあれば、携帯で撮ったりもしていました。
私の中で生きている母の姿を残しておきたかったのでしょう。
子供や旦那がお見舞いにきた時も
子供達と一緒に写真を撮ったりもしていました。
この辺りから母の容体は目に見えて悪くなっていました。
主治医のR先生から呼び出され、
面談室に入りました。
母の容体は悪く、もしかしたら今週中か、来週中に母の命は終わる可能性がある と伝えられまして。
その時R先生から二択を迫られました。
1つ目
ホスピスに来る前に入院していた病院に転院して、
その時にしていた点滴治療をし、体調が今より良くなってから戻ってくる。
但し、今より良くなる事は確実に無い。
今後、激しい痛みを伴う事も考えられる。
2つ目
深い深い眠りに入る薬(点滴)を24時間かけてし、
そのまま眠りにつきながら命の火が消えるか・・・
この深い深い眠りに入る点滴をすると、
話も出来なくなる。
痛みは全く感じなくなる訳では無いが、
母の体的にはラクであろう。
と言う選択でした。
続く
- この日記は過去の出来事です。