和華さんとモバ友になろう!
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- 2010/10/26 10:14
- ホスピス 本編 ~3~
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- この日記は過去の事を書いています。
平成19年の事です。
ホスピスからかかってきた電話は、
母の様態が少し悪くなったので、
個室に移動させたい
って内容でした。
私の頭の中では、
大部屋=まだ大丈夫
個室 =危ない
って勝手な図式ができていたので、
焦ったのを覚えています。
旦那に車でホスピスまで送ってもらい、
母の待つ病室まで行きました。
母はベットに居り、背もたれを立ててもらって
お茶飲んでました。
ホッとしましたが、湯呑みを持つ母の手が
小刻みに震えなかなか口まで上手く持っていく事が
出来ずにいました。
母の顔を見てR先生が居る詰所に行き、
話を聞きました。
病状はかなり進んでおり、
余命半年(秋口まで)と言われていたのが
「今月中には・・・
夏は越せないでしょう」
と言われてしまいました。
夏は越せない・・・
夏は越せない・・・
その言葉が頭に響き渡りました。
判っていた事ですが、日に日に母の命の蝋燭が減っていってるのを感じ、鼻の奥がツーンとなりました。
でもそれは母の前で見せる事は出来ませんでした。
母には余命1年 と伝えてありましたので
胸の奥仕舞い込みました。
余命が短くなった母でしたが、
凄くゆっくりではありましたが、自分の足で歩いてトイレにも行けいましたし、
庭先まで散歩が出来ていました。
続く
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