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    • 2012/7/10 4:10
    • 出逢いと別れ ⑦
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    • 我輩が19歳の頃。肥後は火の国、熊本県北部で働いていました。勤めて半年後、先輩方数人に連れられ怪しい雰囲気のバーに行きました。
      数人のホステスが先輩方に酌したりおしゃべりしたりしていたが、二十歳前の若造には恥ずかしいやらどう対応していいやら、わからず隅の方でチビチビ飲むばかり。
      一人のホステスが「お兄さんは酒場は初めてばいね、可愛いかね~。みんな~、よかね、こん子は私の良い男(ひと)よ。手ば出したら許さんばい」とホステスや客に宣言した。
      このホステス星子はこのバーのナンバーワンホステス。今まで男(ヒモ)はいないのが売りのホステスだ、それが男がいますでは商売にならないだろうに?。
      それから週に二日はこの店に通うようになった。
      オーナーやママから気に入られ飲み代もかなり安くしてもらた。星子が上がったら(終わったら)、三池炭鉱があった大牟田市のラブホにお泊まりして朝早く会社の寮に朝帰り。
      休みの日は大牟田市で買い物したり食事したり映画見たりとデート三昧。星子は27歳、ロングヘアでジーンズが似合うスレンダーな女性。我輩を男にしてくれた女性でもある。
      二十歳の時、会社が大分県に移転し、我輩が熊本事務所の所長になり、星子は週に二日はお泊まりに来てくれた。事務所の二階が我輩の住まいでした。1年後、熊本事務所閉鎖に伴い我輩は大分に移動することになった。星子に「女房になれよ」と言ったら「私はあんたの女してて幸せやったばい、あんたがいいって言う若い女ば嫁にしんしゃい、お水の女を嫁にせんでんよかemoji」と言っていた。目には涙が溢れていたが歯を食い縛り、泣き声を上げない。
      星子がわざと強がりを言って、別れようとしているのが痛いほどわかった。
      我輩は「星子、俺より良い男を探せよ」と言って電車に乗った。星子は「あんたも良いおなごば嫁にするとよ」と言ってホームを改札口に向かって歩く。

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