まーさんの日記

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- 2010/7/13 0:42
- つかこうへい死去
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- ニュース日記について:
- つかこうへいが死んだ。
  
  日本の演劇界の中でも異才を放つ劇作家として
  そして、演出家として
  
  他者を寄せ付けない奇想天外な芝居を荒々しく造ってきた彼が、
  事故でもなく
  自殺でもなく
  静かに病で息をひきとったのは
  
  あまりにも意外で
  
  信じられない。
  
  彼の手がけた芝居を生で観たのは、大学時代だった。
  
  それまで観ていた劇団四季とかキャラメルボックスとか
  私の中の芝居感は
  
  彼の熱海殺人事件を観て、全部崩れた。
  
  テレビドラマのように、ただ並べられたセリフがストーリーを作るのではなく、その舞台全てが一つの問題提議としてそこにあった。
  
  彼の作品は、彼の演出でなくては、本当の意味までは分からないと思う。
  
  いや
  
  私も今でも理解しきってはいないのだと思う。
  
  何十年も前に書かれた作品が今だに神聖化されたバイブルのように芝居人の中にあるのは
  
  学生運動、日本赤軍、共産主義。彼の激動の人生の歩みが轍となって残っているほかならない。
  
  つかこうへいは今、時代の人ではなくなってしまった。
  ただ、今もこれからも、彼の作品は観る者をとらえ、続け生き続ける。
  
  ただ、今は彼の冥福を祈りたい。