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    • 2011/10/22 20:56
    • 三教指帰 序文 (No.2
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    • 仁、義、礼、智、信という五つの道でつなぎとめようとし、忠義と孝行の道にそむく者として縁を切るとまでいう。だが私はこう思う。生きとし生けるものの心はみな同じではなく空を飛ぶ鳥、水に泳ぐ魚の性質はそれぞれに違う。 だからこそ聖人は人を導くときは三種の教えを用意するという。それは仏陀の教えである仏教であり、老子の教えである道教であり、孔子の教えである儒教である。このそれぞれの教えには浅い深いはあるけれどいずれもみな聖人の説いた教えである。このいずれが一つの中に身をおいていれば、忠義や孝行の道にそむくことはない、と思っている。また私には母方の甥がいて性格がすさんでおり、狩猟や酒や女性に昼となく夜となくおぼれ、賭博ややくざのような稼業をしながら日々をおくっている。それも悪い環境の中にいるためかと思うのだか。親戚が出家をやめさせようとすることと甥の放蕩(ほうとう)ぶりを見ていると私の心は動き私に筆をとるようにすすめる。そこで儒教を代表する人物として亀毛(きもう)先生に登場願い、兔角(とかく)先生にお願いしてその主人役になってもらった。また虚亡隠士(こぶいんし)に登場願って道教の教理を述べてもらった。さらに仏教を代表する人物としと仮名乞児(かめいこつじ)をお願いした。この儒教、道教、仏教の代表者に論陣をはってもらって、私の甥をモデルにした蛭牙をいましめてもらった。その内容を整えて三巻にまとめた。名づけて三教指帰という。ころは私のやむにやまれぬ思いをすべて告白したもので人に目を通してもらおうなどという気持ちは微塵もない。

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