ウラシルさんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2010/6/27 23:51
    • ねこ
    • コメント(1)
    • 閲覧(30)
  • "アバター"

    • mixiの日記を移植しようemoji


      孤独で暗い川崎の夜。

      クッキーが食べたくなり
      牛乳がなくなったので
      近所のスーパーに
      行くことにした。

      部屋を出て
      地上へ降りる。(俺の部屋は2階)

      すると地上には、

      金子でも、
      たかみー(ねこになりたいらしい)でもなく、

      ねこがいたemoji


      別にねこなんか
      そんなに珍しい生き物じゃないので
      そのまま放置して買物に出た。

      そして
      たまたま安かった低脂肪乳とカントリーマアムを買い
      アパートに戻る。

      するとまだ地上には
      ねこがいる。

      終始無言を通すねこ。
      よく見るとそのねこは
      こんな夜に一人ぼっちで
      なんか淋しそうに見えた。

      そこで俺は
      食べ物をあげることにした。

      部屋に戻り、あの無口な
      ねこの食べ物を探す。

      最初に、
      ミルクをあげようと思いついた。
      よくある光景だ。

      そこでさっき買った低脂肪乳を取り出す。

      しかし、、
      ふと考え直してみると、

      ねこが
      低脂肪乳を飲むなんて話は
      世界中で1度も聞いたことがない。
      あの無口なねこに聞いたって
      答えてもらえないだろう。

      嫌いだったり
      お腹を壊したりしても
      俺は責任をとれない。

      よって低脂肪乳はやめよう。
      冷蔵庫にしまい、俺に明朝食べられる予定だったソーセージを取り出す。
      きっとこれなら大丈夫だ。

      そして地上に降りる。
      さっきのねこは‥
      無言を通して
      まだそこにいる。

      俺はソーセージを持って
      じりじりとねこに近づく。

      しかし。
      俺が一歩近づくごとに
      ねこは一歩遠ざかる。
      まるで‥誰かのように。

      この孤独な夜に
      ソーセージを持った俺と
      お腹をすかせた
      ねこの追いかけっこが始まった。

      静寂が覆う川崎の夜に響く
      1人と1匹の足音。
      6つの足跡が交錯する。

      幾つもの駆け引きがあり
      情熱の追いかけっこも
      遂に終わった。

      ねこが柵の隙間の向こうに行ってしまった。

      呆気ない終幕。
      柵に隔たれた俺達。
      ソーセージを持った俺と
      お腹をすかせたねこは
      互いの距離以上に運命を察した。
      まるで‥誰(略)

      去る者は追わず。
      俺はせめてもの出会いの証に
      柵の隙間にソーセージを置き、
      地上を離れた。
      (俺の部屋は2階)

      あのねこは
      食べてくれただろうか‥。

      1人と1匹の夜明けは遠い。。

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

ウラシルさんの
最新日記

ウラシルさんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記