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- 2012/4/12 2:26
嘘のような本当にあった話 ①
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- これを読んでくれた方。僕のように感動してくれれば嬉しいです
因みに、泣いてくれるともっと嬉しいです
2ページに分けて書きますが、宜しくお願いしますm(__)m
それでは始めます。題して
《最後の手紙》
あれは1年くらい前の事……
同僚仲間で、2年くらい付き合っているカップルがいました。とても仲良しで、人が羨むくらいでした。でも、二人だけの世界を作るわけでもなく、皆と仲良くしていました。僕は女方の昔からの知り合いですが、彼氏とも仲良くしていたわけです。
ある日、3人で会った時…『結婚しないのか?』と聞くと、『うん、まぁね…。』とお茶を濁すような返事…。何か気になったのですが、二人の間の事なので余り深入りする事はやめました。
それから2ヶ月後の事…。
彼が病気だった事がわかり、入院してしまいました。病名は水頭症(脳腫瘍の一種?)でした。
僕と彼女はお見舞いに行くのが日課となり、彼女の方は、仕事の行き帰りと欠かさず彼のお見舞いに行っていました。
それから何ヶ月過ぎたでしょうか……。医師の懸命な治療も空しく、彼は………この世の人ではなくなってしまったのです。
お通夜と告別式に行った時、一人で佇む彼女。今にでも壊れそうな雰囲気の彼女を見て僕は何も言えず、黙って彼女に近づきました。
しばしの沈黙の後…僕が隣に来たことを悟った彼女は、一言だけ口にした。
『…これであの人が他の誰の物でもなくなったよ』
とニッコリと笑ってみせたのです。でもその瞳には涙が溢れていました。それを見た僕は、耐えられず、彼女を抱きしめました。彼女も耐えきれなかったのであろう、号泣していました。そして、出棺の時もずっと……。
つづく……m(__)m 続きは前の日記↓
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