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    • 2014/11/12 12:19
    • 今日も空は青かった 第十三話 続き8
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    • 「そんなこと言った覚えはないぞ」
      「そんなこと言っとらんぜよ」
      と同時に二人がハモった。お互いに変な顔をして二人が睨み合う。
      「被るんじゃなか!」
      「それはこちらの台詞だ!」
      また小声による一悶着が始まってしまった。
      「そこまで怒らなくても…。ぷっ、そんなにハモる程仲良いなら二人がくっつけば良いんじゃないですか?」
      笑いながら飯塚が悪ノリしてそんなことを言った。
      「断る!」
      「気色悪いことを言うんは止めんしゃい!…それなら幸村の方がまだよっぽどマシじゃ」
      「確かにな。こんな色魔は、こちらから願い下げだ」
      「何じゃと?もういっぺん言ってみんしゃい」
      柳と仁王が少し険悪なムードになってきたところで、幸村が話し出した。
      「ちょっと、勝手に俺を引き合いに出さないでくれるかい?いつまで下らないことで揉めてるつもり?いい加減にしないと怒るよ。美咲も、不用意な発言は控えて欲しいな」
      穏やかに微笑みを浮かべて話しているというのに、物凄い威圧感がある。その声で、その場が一気に静まり返った。すまない。すまん。すみませんと皆、それぞれに謝罪の言葉を述べるのだった。
      「わかってくれれば良いよ」
      「はい…あっ!先輩が出てくるかも?…戻って行った?きゃあ、真田先輩てば意外と大胆!保健室で何する気かしら?」
      真田が身を乗り出し、五十嵐の方に顔を近付けているのを見て、飯塚が頬に手を当て乙女っぽいポーズをした。
      「ほぉ、真田の奴、俺が教えたことを実行する気じゃな」
      「教えたこと?何だいそれは?」
      仁王がニヤニヤしながら言うのを見て、幸村が怪訝な顔をした。
      「良いから良いから。とりあえず様子を見ておくぜよ」
      皆で真田を見守る(?)ことにした。真田が五十嵐にゆっくり近付き、彼女の額にキスをしたのだ。
      「何ですか!?あの王子様みたいな行動!」
      飯塚が一人できゃあきゃあ言っている。
      「どうせ五十嵐のことじゃ。今日の真田の試合をどうしても観に行きたいと言うじゃろ。だからその時は、早く元気になるおまじないだと言って、ああしてやれと予め言っておいたんじゃ。ふっ…最初、渋っていた割に意外とノリノリじゃな」
      少し笑いながら仁王が種明かしした。
      「そういうことか。だが見てみろ。弦一郎の奴、やり慣れないことをしたせいか、自分でしておいて照れているようだぞ」
      「真田先輩かぁいいー!」
      柳の言葉に飯塚のテンションが上がる。

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