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    • 2014/10/29 21:13
    • 今日も空は青かった 第十三話 続き3
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    • 「図星かぁ。まぁ、一歩は進んだんじゃないの?あの先輩、超鈍そうだし」
      「な、なんでわかったの?」
      「顔に出てたから」
      そんなに顔に出ていただろうか。美咲たちが尾行していたとは知らない私は、彼女がしれっと吐いた嘘に騙された。やっと教室に入り、席に着く。席替えしてもまた前後の席だった。
      「進んだなら良いけど。実は嫌がられてたりしたら」
      「大丈夫だと思うよ。真田先輩、美紀を見る時の目がかなり優しいし。絶対好感は持ってるはず」
      「そう?それはなんか嬉しいな。ところで美咲は先輩方とどんな感じなの?」
      「私は、まだまだだなぁ。あっ、先生来ちゃった」
      はぐらかされた気もしたが仕方なくHRを聞くのだった。

      そして6限目。今日は4限目と入れ替わりで最後が体育だった。それにしても今日は暑い一日だ。何だか少しぼーっとしている。担当の先生が用事で出れないことになり、代わりの先生が来て何故かドッヂボールをすることになった。幸い同じチームに強い人がいたので、あまり苦戦することなく勝っていた。そういうこともあり、たまたま試合から視線を外し、校舎の方を見やった。すると、移動教室なのか真田先輩の姿が目に入った。柳生先輩と一緒にいる。先輩気付かないかな?…おっと危ない。黒い影が脇を掠った。ボールを避けながら先輩を見る。あっ!目があった。私が笑いかけると先輩も笑った気がした。その時、
      「五十嵐、危ない!」
      誰かの声がした。気付いた時には遅かった。ボールが顔に直撃し、地面が反転する。最近災難ばっかり…。立ち上がりたいのに力が入らない。誰かの駆け寄ってくる音や私を呼ぶ声がしたが、朦朧とした頭では何もわからず、そのまま意識を手放した。

      私は夢を見ていた。辺り一面真っ暗で何もない。ここはどこだろう。その時、名前を呼ぶ声がした。声のした方に目を向けると誰かいた。その方向からだけ光が差している。でも逆光で誰かわからない。その人物が私に手を差し出してくる。弦一郎先、輩?私も手を伸ばす。そこで目が覚めた。
      「気が付いたか」
      うっすら目を開けると、弦一郎先輩と美咲が心配そうに私を見つめていた。
      「あれ?ここは…っ!」
      上半身を起こして辺りを見渡そうとすると、頭に痛みが走った。それを見た美咲が私の肩を押して再び横にさせた。

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