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- 2014/2/14 3:55
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- 僕は大輔とジムに一緒に行く約束をした
楽しみのあまり僕のうっかりミスで予約の時間に遅れた
やっぱりそこには不機嫌な顔の大輔がいて、僕を待ち構えていた
「貴祐、おせぇよ」
「ごめん、ちょっとミスしちゃって」
「へぇ~、めっずらし。完璧主義の貴祐様がねぇ、ミスするなんてな」
皮肉げに言いながら物珍しい物を見たみたいに大輔が目を細くする
「うん、大輔とこうしてデート出来るのが嬉しくて浮かれちゃったみたい」
「ばっ!な、何言って…てか、誤魔化されねぇからな!」
「ふふ。大輔、顔真っ赤」
「ちげぇーし!これぁ運動してたからだし!」
ますます拗ねたように不機嫌になる大輔。そんな彼を僕は抱き締めた。一瞬体を震わせ、身を捩るように抜け出そうとする大輔の髪をそっと後ろから撫で、幼子をあやすように優しく語りかけた。
「ごめんね大輔。寂しい思いさせて」
「っ!…別に、寂しくなんかねぇし」
尻すぼみに小さくなっていく大輔の言葉に、僕は思わず笑みが零れる。
「寂しかったから、こんな入口で待ってたんでしょ?」
「っ…た、たまたま通りかかっただけで」
「嘘、僕が来ないんじゃ無いかって不安だったんじゃないの?」
「ぅ、ぁ…っと…」
居心地悪そうに視線をさ迷わせ、何かを考えながら口にしようとする大輔に僕は思わず…
キスをした
目が零れるんじゃってくらい目を見開いて驚いていた。それもその筈、僕が先に決めた事でこういう外での接触はなるべく避けようって話してたから。この関係を秘密になんて思って無いけど、大輔の欲情的に濡れる唇や潤んだ瞳なんかを、他の誰にも見せたくはないから…。
「はンっ…貴…ヒロ…あっダメ…、って」
僕が啄むようにしてた口付けも、いつしか大輔から求めるように深くなる。僕が口の端を舐めとる様に離すと、とろりとした表情を僕に向けてくる
「スッゴく物欲しそうだよ大輔。こんな場所でいつもはやらないから、すごく感じちゃった?」
クスリと笑って言えば大輔は…
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