SSSSSさんとモバ友になろう!
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- 2010/9/18 20:07
- 電車でよくみるあの人
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- 俺の通学は市電とバスだ。
俺はいつも自転車を漕ぎ、友達の家に行ってから駅へ向かう。
市電は必ず二本飛ばしてから乗る。
習慣ついてしまったのだ。
そんなある日、友達が駅においてある花束を蹴ったのだ。
俺はやばいと思ったが気にしなかった。
そしていつもとおり市電に乗った。
横には俺好みのショートヘアで身長が高めの女性が乗ってきた。
俺は少し顔が赤くなった。
次の日もその人はいた。
するとその女性に話し掛けられた。
『高校どこですか?』
俺は
『○○高校です。』
友達が
『よければアドレスを教えてください。』
『いいですよ。』
友達のメガネがキランと光った。
『ありがとうございます。』
『メール待ってます。』
俺も教えてもらった。
正直嬉しかったがなんか胸騒ぎがした。
友達はいつもメールはダルいといってしたがらないのに今回は不思議と毎日のようにメールをしたらしい。
それで友達は付き合うことになったのだ。
悔しかったがその半面嬉しかった。
今度デートに行くらしい。
俺はこっそりついていくことにした。
場所は水族館。
魚を見ながらはしゃいでいる彼女は可愛かった。
デートが終わったらしく海でなにかを話している。
俺は帰ろうとした。
振り返ると友達と彼女が海に身を乗り出そうとしている。
俺はすぐさま駆け付け停めた。
友達はなぜか気を失っていた。
『おい、しっかりしろ!』
俺は軽く叩きながら声をかけた。
すると彼女は
『チッ、もう少しだったのに。』
俺はこれはやばいと思い友達をおぶって逃げ出した。
友達はめをさまし、怯えていた。
次の日彼女にメールをしたらアドレスを変えていた。
警察に相談してもらうことにした。
警察は
『この名前の女性は5年前に市電にはねられ死亡しています。きっと悪い夢でも見たのでしょう。』
俺は唖然とした。
なぜ俺の友達を殺そうとしたのか?
友達はお祓いをしてもらった。
『もう大丈夫です。あなたが狙われた理由はあなたの乗る駅の花束を蹴ったからです。気をつけなさい。』
俺はあの時の花束だとわかった。
それから彼女を市電で見かけることは無くなった。
成仏できたのか不安である。
あなたの駅に花束はありませんか?
- 俺の通学は市電とバスだ。