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    • 2009/11/29 21:42
    • 絶望したっ!
    • コメント(3)
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    • キャベツ太郎の成分表示を見たらキャベツが入ってなかった!


      現実をから目を背けたくなった
      底の見えない黒くて冷たい感情の掃き溜めに私の心は突き落された。
      意図も容易く。
      一瞬にも満たない時間で
      千切りにしてカツの側に欠かせないあの食物によって…
      枠組みされた小さなスペースの中に羅列された複数の文字
      そこには本来書かれているべきものがない
      たった四文字の名詞
      緑色の葉が幾重にも折り重なり一つとして同じ形にならない野菜


      それは


      キャベツ


      なかった
      誤表記かと思い他のも見てみた
      ………ない
      ない
      ないっ
      どこにもないっ!
      何度確認してもっ
      これは何の冗談だ!?
      キャベツ太郎にキャベツが入っていなかったらアレはいったい何なんだっ!
      私は今までいったい何を食べていたんだぁ!!!!

      他人に見せないようにしてきた感情が再び蘇る
      熱を宿し、理性を薄れさせ、炎のように燃え上がる
      それは「怒り」
      一度姿を表せば破壊と略奪の限りをつくす
      その最たる物が戦争
      無力な人々は抗う術さえ持たず、抵抗する事も叶わず、発言すら認められない
      人が路傍の石を邪魔だというだけで蹴るように理不尽に虐げられる
      規模は小さいがこの場においては戦いに変わりはない 。
      私とキャベツ太郎との戦争だ
      怒りが身を焦がし高々と天に向かって突出した腕を振り下ろそうとしたその瞬間頭の中にある考えが過ぎった
      このままでは歴史を繰り返す事になる
      私が理不尽に腕を振り下ろしたらいったいどれ程の人が悲しむのだろう?
      少なくともキャベツ太郎の製造者はショックのあまり床に伏してしまうかもしれない
      私には………できない
      顔も素性も知らない誰かを悲しませるなど許されない。
      いつしか怒りは消え失せていた
      冷静さを取り戻しもう一度表記されてる文字を見る
      やはりなかった
      しかし私の気はとても穏やかだった
      無いなら無いで仕方ないじゃないか
      そんな思いが満ちていた
      諦めて瞼を伏せようとしたとき強烈な違和感を感じた 。
      何かがおかしい
      もう一つあるべきはずの物が無い
      どこだっ!
      どこにあるっ!?


      太郎はどこだっ!!??


      ない
      口をついて出た言葉は慟哭にも近い何かだった
      これでステージは整った
      主役は私
      観客は店内のお客様
      この身に注がれる眩しい光は天井に吊された白い電灯

      観客を楽しませるために私は腕を振り下ろした


      私の記憶はここで途切れている

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