政宗さんとモバ友になろう！
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- 2012/6/17 19:34
- 父の日
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- 明日は墓の移動をする日。
叔母さん達とお寺さんの都合で決まった。
去年に父が亡くなり寺に墓を建立したため今までの墓を移すというものだ。
お寺さんとの打ち合わせで明日は政宗家からは俺一人で行くことにした。
というのも実はお寺さんのリフォームを俺と義兄達と施工してる都合上実家と寺を往復する手間を省きたかったのと実質動ける(色んな意味で)のは俺しかいないのがその理由。
んで、つい先程叔母さん(父の姉)から明日の件で最終確認の連絡があった。
雑談から始まり近況報告のような話をし、当然亡くなった父の話にもなった。
父の生前は姉と不仲だと思っていた。
行き来はあっても金の貸し借り等の程度だと思っていた。思い込んでいた。
叔母さんとは俺個人と交流はなかったし父の話でもあまり良く言われるタイプでもなかったので事実良く思ってなかった。
けど今日話した内容では姉には俺とは話せなかった事を話していたようだった。
息子には話せない内容。
それは『こないだ政宗からこんな事言ってくれた』とか『政宗は家系を支えるのにこんなに頑張ってくれてる』とかだった。
昔から俺ら子供のために一生懸命働いてくれた父。
あとちょっとで定年だったのにリストラされ早めに老後を迎えた父。
老後という現実を向きたくなかったのか体もおぼつかなくなってきてるのに再就職先を探す父…
現実に絶望し自ら死を選んだ父。
何が決定的だったのか何もわからないまま一年が過ぎようとしていた。
叔母さんからその事実を聞かされちょっとだけ嬉しかった。
ずっと何が原因かわからないままで、当然『あの時こうしていれば』って思い続け、自分を責め続けていた気持ちから少しだけ解放された気になった。
そんな今日が父の日だった。
もう父はいない。
でも父の話をしてくれる人、父を知ってる人はいる。
今年の父の日はちょっぴりだけ、不思議な体験をした。
- 明日は墓の移動をする日。
