サラミさんとモバ友になろう!
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- 2019/7/24 8:40
- 小話:磯野家の参院選2019
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カツオ18歳、浪人生。
これまで何も考えずポケーッと生きてきた。
親友の中島は今や東大生である。
今日も30分勉強しようとしたが、暑さにやられ5分でギブアップ。(冷房ついてるじゃない byワカメ)
自室で気持ちよく寝転がっていると…
「おい、カツオ!!」
ジジ…もとい父さんの声だった。
「なに?」
「お前ももう18だろう。選挙権のある歳だ。」
「うん、それで?」
「バカモン!国民の義務を果たさんか!今度の参院選、一緒に行くぞ!」
「え~??いきなり選挙なんて言われてもわかんないし、選挙権1万円で買ってくれるなら売るし」
波平の拳骨が飛んだ。
「痛っ…この威力、腐っても鯛だな」
「いいか、カツオ。国が飛行機だとする。選挙はその飛行機のパイロットを選ぶ行為だ。誰でもいいからって猿がパイロットになったらどうする?」
「墜落する…」
「そうじゃろう。だから候補者選びはとても大事なんじゃ」
「うん…」
「でも良い人を選びたくても、誰かそうなのかわからな…」
ピンポーン
「おや、誰か来たようじゃ。母さん、出てくれんか!?」
フネは面倒臭そうに腰を上げ、玄関へと向かった。
「磯野さん、お久しぶりです!!
今回の参院選のことでお願いが…」
来たのはコウメ党支持者のご婦人だった。
「ああ、イケダさん…お久しぶりで「磯野さんのところって家族が多いでしょ??今年カツオ君も含めて有権者5人でしょ????だったら是非今回選挙区は〇〇サヨコ、比例の方もお願いします!!!!!!」
「ああ、ハイ…わかりました」
「じゃっ、ヨロシクね!!あ~忙しっ」
そう言い残しイケダさんは去った。
それを部屋越しに聞いていたカツオ。
「結果は神のみぞ知る…」
ジリリリン!!!!!!
今度は黒電話が鳴った。
「電話じゃ!母さん出てくれんか!?」
フネは渋々電話に出る。
「もしもし…はい。あの…その… バカみたい!!!!」
話を聞いていたフネがいきなり激怒して電話を切った。
2に続く