樋苅はじめさんの日記

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- 2011/5/18 19:47
- ―涙雨の降る頃―
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- 悲しさをまだ僕が
  知らなかった頃
  
  ここから見える
  あの空は澄んでいた
  
  どこまでも続いてる
  青い色のように
  
  幸せもそうだと
  疑うこともなく
  
  だけど雲行きは
  怪しくなり
  
  やがてあなたは
  見えなくなる
  
  視界を遮るように
  冷たく降り注ぐ
  
  涙雨の空
  寂しい雫が
  この胸を襲うよ
  
  止まない雨が
  心の情熱(ねつ)を
  奪いとってしまう
  
  悔しさをこの身で
  思い知った頃
  
  あの陽(ひ)の思い出を
  そっと浮かべてた
  
  あなたと見つめた
  朝焼けの色の空
  
  優しい時間が
  当たり前だった頃
  
  悪夢のような
  黒の世界で
  
  鳴ることのない
  目覚まし時計は
  
  貴方がそばにくる
  時をもう知らせない
  
  涙雨の空
  あてにならない
  明日の天気予報
  
  不安定に
  移り変わるのは
  僕が弱いから？
  
  降り出した雨が
  消え去るように
  いつか止む日が
  来るのと同じく
  
  貴方のいない
  世界を僕は
  受け入れる時が
  やがて訪れる
  
  涙雨の空
  もう少しすれば
  空模様は変わる
  
  涙の跡には
  未来に続く
  虹がきっと架かるはず
  
  全ての事を
  乗り越えられて
  笑える日がいつか来る
  
  雨が止めば
  雲が去って
  空が晴れ渡るように
  
  Ｐ・Ｓ
  いつもの詩です。
  もうすぐ梅雨入りですね