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- 2009/12/28 11:49
- ブザービート勝手な続編32
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◆第7回、“伝説の女性”と最終戦3
時は試合開始の前に戻る。
宇都宮(呼称:ウツさん)は、他のチームに行き、直輝はウツとのバスケ対決の日がきた。それもシーズン最終戦。どちらかが勝てば優勝が決まる。
直輝の元恋人・菜月は、いまではウツの婚約者。(一部バスケ界で「フレンチトーストの日の密談」といわれるもので、川崎、守口らと相談したうえで、宇都宮は菜月へのプロポーズを決意して、実行した)
ただ、菜月は、いまでも直輝への思いは完全に消し去ったわけではない。
決勝の試合前、体育館の廊下で直輝を待ち伏せる菜月がいた。
「直輝、調子はどう?」
「いいかな。あっ、そうだ。ウツさんと婚約したんだって?」
「そう。でも、いまでも、直輝のこと、ふと思い出すことあるんだあ、わたし」
「そうなんだ」
「直輝は、私のこと、ないの?」
「いまは、ないかな」。直輝が足首をまわす柔軟体操をはじめる。
「そう。足はもう、完全に治ったの?」
「もう、大丈夫」
「莉子ちゃん、応援に来てるね」
「ああ、オフにちょうどはまったって。菜月は、ウツさんとうまくいってるの?」
「うん、何でもっと早く彼の気持ちに気が付かなかったんだろうって、そしたら、直輝なんか、目もくれなかったのに」
「言ってくれるじゃん」
“直輝さーん”と遠くから秀治の声。
「あ、呼んでるからいかないと」
「じゃあ、頑張ってね」
「あ、うん」と菜月。少々話したりない感じ。
ウツが廊下のカドでその話を聴いて、少し、安心している。
しかし、直輝への闘争心をいっそう駆り立て、握り拳をつくり力を入れる。
(つづく)
出演予定:山下智久、北川景子、貫地谷しほり、相武紗希他
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