風雷坊さんの日記

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- 2012/5/24 0:21
- ごめんね、ありがとう
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- 今年で三年目に突入したハムスター
  先月から後ろ左脚が動かなくなっていた。
  今月にはもう前肢も動かなくなってきていた。
  水を飲むのも精一杯な状態であった。
  
  二日間、ハムスターが起きてこなかった。
  昨日、不思議に思って見てみた。
  
  部屋を漁っても、気配がない。
  もしかしたら…を想像してしまい、泣いた。
  
  急に怖くなった。
  
  それでも見なくてはいけない。
  
  分かってる。
  でも、怖かった。
  
  ふと、スピスピと音が聞こえた。
  ほっとした。
  
  ハムスターの部屋から聞こえたから。
  
  安心して小屋を漁った。
  
  いた。
  生きていた。
  息をしてた。
  
  安心した。
  
  …泣いた。
  
  横に倒れていて、
  既に息も絶え絶えな様子だったから。
  
  水を飲ませた。
  
  見ていられなかった。
  
  上手く飲めないのか、噎せるような声を出したから。
  横になった状態で飲んだのだから、苦しいのはわかった。
  自分が許せなかった。
  
  その夜は、夜中まで面倒を見ていた。
  何故か、寝れなかったから。
  …死んでしまうような気がしたから。
  
  朝、家を出る前に見た。
  息をしてた。
  まだ、大丈夫。
  家を出た。
  
  学校について、泣いてしまった。
  何故か分からないが、涙が出た。
  
  …嫌な予感がした。
  
  家に帰りたくなった。
  
  今日は全部上の空だった。
  なにも考えられなかった。
  
  家に帰った。
  
  見たくなかった。
  見れなかった。
  
  …見ないといけない。
  
  でも、怖い。
  
  覚悟を決めて見た。
  
  動いていなかった。
  息をしていなかった。
  
  あぁ、死んでしまった。
  
  心に染みた。
  
  解った途端、泣いた。
  
  ごめんね、しか言葉が出なかった。
  
  ごめんね、ごめんね。
  
  見届けられなくて、ごめんね。
  
  理解しても、ハムスターには触れなかった。
  怖かった。
  触れるのが、怖かった。
  こんな臆病な飼い主で、ごめんね
  
  明日には、埋めてしまう。
  
  桜の木の下に。
  
  来年の春にはまた綺麗な花が咲く。
  
  今はまだ涙が止まらないけど。
  でも、明日には止めてみせるから。
  また明日。
  
  今まで、ありがとう
  
  さよなら
  
  2012/05/23
  
  だいすき