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- 2013/2/18 20:02
- 古事記-稲羽の素兎-
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- 故、この大國主神の兄弟、八十神坐しき。
然れども皆國は大國神に避りき。
避りし所以は、その八十神、 各稲羽の八上比賣を婚はむ心ありて 共に稲羽に行きし時、 大穴牟遅神にを負せ、従者として 率て往きき。
ここに気多の前に到りし時、裸の兎伏せりき。
ここに八十神、その兎に謂ひしく、
「汝為むは、この海鹽を浴み、風の吹くに當たりて、高山の尾の上に伏せれ。」といひき。
故、その兎、八十神の教へに従ひて伏しき。
ここにその鹽乾く随に、その身の皮、悉に風に吹き拆かえき。
故、痛み苦しみて泣き伏せれば、最後に来たりし大穴牟遅神その兎を見て、「何由も汝は泣き伏せる。」と言ひしに、兎答へ言ししく、
「僕、淤岐の島にありて、この地に度らむとすれども、 度らむ因無かりき。
故、海の鮫を欺きて言ひしく、『吾と汝と競べて、族の多き少なきを計へてむ。
故、汝はその族のありの随に、悉に率て来て、 この島より気多の前まで、皆列み伏し度れ。
ここに吾その上を踏みて、走りつつ讀み度らむ。
ここに 吾が族と執れか多きを知らむ。』
といひき。
かく言ひしかば、欺かえて 列み伏せりし時、吾その上を踏みて、讀み度り来て、 今地に下りむとせし時、吾云ひしく、
『汝は我に欺かえつ。』と言ひ竟はる即ち、 最端に伏せりし鮫、我を捕へて悉に我が衣服を剥ぎき。
これによりて泣き患ひしかば、 先に行きし八十神の命もちて、『海鹽を浴み、風に當たりて伏せれ。』
と誨へ告りき。故、教への如くせしかば、我が身悉に傷はえつ。」とまをしき。
ここに大穴牟遅神、その兎に教へ告りたまひしく、「今急かにこの水門に往き、水をもちて汝が身を洗ひて、 すなはちその水門の蒲黄を取りて、敷き散らして、 その上に輾転べば、汝が本の膚の如、 必ず差えむ。」とのりたまひき。
故、教への如せしに、その身本の如くになりき。
これ稲羽の素兎なり。今者に兎神と謂ふ。
故、その兎、大穴牟遅神に白ししく、「この八十神は、必ず八上比賣を得じ。を負へども、汝命得たまはむ。」とまをしき。
(・谷・)y-~以上!!
みんな敬え!!拝め!!願え!!
(・谷・)さすれば叶わん。
あ、塩は投げんなよ!!ペッペッ
そんな悪い子には神様御利益あげない(・谷・)クワッ!!
それではノシ
ゴゴゴゴ(・谷・)ゴゴゴゴ
- 故、この大國主神の兄弟、八十神坐しき。